手形アート教室を開き、赤ちゃんの「今」を残している 西川 悠里さん 小机町在住 34歳
ママたちを笑顔に
○…日々成長していく赤ちゃんの「今」を「手形アート」として形に残している。ただ手に塗料を付けて紙に押し当てて完成ではなく、マスキングテープなどで装飾する。月に1〜2回教室を開き、季節ごとに装飾が変わる。「気分転換になったり達成感を得たり一瞬の楽しさだけでなく、見返して『こんなに小さい時があったんだ』と懐かしく感じて、その時の楽しさを思い出すことができる」と手形アートの魅力を語る。
○…小学生の時、弟が通っていた幼稚園の保育内容に関心を持ち、保育士を志すようになった。都筑区や港北区で保育士として働き、子育てに専念するために退職。友人の影響で手形アートに興味を持ち、約2年前に資格を取得した。緑区出身で6歳から小机町で暮らしていたことから、「横浜の子育てシステムにお世話になったから、恩返ししたい」と、約1年前に教室を開いた。
○…音楽が好きで、小学校から短大まで、マーチングバンドや吹奏楽部などに所蔵し音楽に関わってきた。チューバやフルートなどを経験し、今でも趣味で演奏することがある。家では夫と6歳、4歳の娘との4人暮らし。娘たちが一人でできることも増え、「成長すると『家族よりも友達』となるかもしれない。今は家族で外出する時間を大切にしている」と目を細める。
○…子どもの思い出を残したいと思う一方で、ママたちを笑顔にしたいという気持ちも。「子育てを頑張らないといけない責任感」により悩み過ぎたという自身の経験から、「子育て中に寂しさや孤独を感じることがあっても、子どもの成長にも携わりながら、少しでも楽しいと思ってもらえるような場所になれば」と教室の将来に期待を込める。
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