神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2013年11月21日 エリアトップへ

小机小学校 3年間の「思い」特別賞に 「キルトウィーク」で高評価

公開:2013年11月21日

  • LINE
  • hatena
▲授賞式会場で作品を前にする子どもたち
▲授賞式会場で作品を前にする子どもたち

 横浜市立小机小学校(酒井均校長)が制作したパッチワークキルトが、11月14日から16日までパシフィコ横浜で開かれていた「第21回インターナショナル・キルトウィーク横浜」(注)の作品コンテストで審査員特別賞を受賞した。元々は同校が2012年度に創立30周年を迎えるにあたり、児童と職員、保護者が一体となり3年間をかけて完成させた作品だ。関係者からは喜びの声が上がっている。

 パシフィコ横浜で14日、開かれた授賞式には、同校6年生の代表7人、この取り組みに中心的にかかわってきた大原敦子教諭が参加した。主催者から賞状を受け取った子どもたちからは「凄い賞をもらって本当に嬉しい。先輩たちから受け継いだ成果が実を結びました」と笑顔をみせた。

保護者・職員も一丸

 小さな布をつなぎ合わせて一枚の布とし、表布と裏布の間に綿を入れて縫い付けて作品とするパッチワークキルト。創立30周年に向けて当時の学校長と職員、保護者が「皆で出来て保存もしやすい、パッチワークキルトを作ろう」と話しがまとまり、10年度から作業をスタートさせた。

 作品は、小学校の校歌(作曲・弾厚作=加山雄三、作詞・岩谷時子)に因んだものと決め、まず、当時の6年生(現・中学3年)が縦約1・8m、横約3mにもなるワク部分を縫い付けていった。11年度には、校歌の歌詞を中心にどんな絵柄とするか全校児童にアンケートを実施。結果、歌詞に登場する「白鷺」「富士」「柏」のほか、校舎が高台にあり、晴れた日にはみなとみらい地区が綺麗に見えることから、「ランドマークタワー」などが確定した。保護者60人にもなる「パッチワーク隊」も結成され、さらに一丸となった取り組みとなった。全体の絵柄、構図は同隊が中心となり確定、その年の6年生(現・中学2年)が下地となる布を縫う地味な作業ながら要の役を担当。下学年の生徒は、各年で出来る作業を進めていった。12年度も引続き作業を進め、同年11月の周年記念式典で初披露となった。制作に関わった児童はこの間に約900人。裏地には、関係者全員の署名が入れられている。それぞれの「思い」が刻みこまれた作品だ。

 その後、同隊から今回の「インターナショナル・キルトウィーク」への出品の話が持ち上がり、応募したところ、高評価を得た。

 大原教諭は「卒業した子どもたち、在校生、保護者や地域の方々など、皆と支えあいながら形にしました。本当に嬉しい」と話す。

(注)「第21回インターナショナル・キルトウィーク横浜2013」

 横浜では1995年から開催され、今回で19回目。パッチワークキルトの普及を目指して開かれている。

 今回のキルトウィークには日本はもちろん、世界各国から作品が応募されている。

◀作業をする「パッチワーク隊」
◀作業をする「パッチワーク隊」

港北区版のトップニュース最新6

「ふるさと」感じる街

港北区運営方針

「ふるさと」感じる街

区民と共にあゆむ区政

5月23日

耐震適合率は7割

横浜市主要水道管

耐震適合率は7割

国の調査、全国平均超え

5月23日

42年ぶり 県の頂点に

武相高校硬式野球部

42年ぶり 県の頂点に

「雑草軍団」関東へ臨む

5月16日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月16日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月9日

文科大臣表彰を受賞

北綱島特別支援学校

文科大臣表彰を受賞

五感で“読む”読書実践

5月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

横浜赤レンガ倉庫で参加型自転車フェス

横浜赤レンガ倉庫で参加型自転車フェス

「ヨコハマサイクルスタイル2024」 6月15、16日

6月15日~6月16日

港北区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook