平戸の住宅街に3月10日、「うみと森助産院」が開院した。5月10日にも品濃町の「聖ローザクリニック産科・婦人科」が診察を開始する予定で、東戸塚には今まで出産に対応する施設はなかったが、これで出産が可能になる。
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うみと森助産院は、戸塚区に住んでいた時に出産と子育てを経験した助産師の岡村やよいさん(45)(泉区)が開院した。同院は、妊娠したいと願う女性の体づくりから、妊娠後の健診、母乳育児のための準備、出産・入院、出産後の育児相談など幅広く対応し、子どもが生まれる前から生まれた後の子育てまで長期的に母子をケアする。戸建て住宅を改装した院内は、リビングルームを待合スペースに、寝室を病室や診察室などに使用しており、自宅のような雰囲気。
岡村さんは2児の母だが、前田町在住時に1人目を出産し、頼れる知人が少なかったことから子育てが辛かったという。そこで「子育て支援の重要性」を感じた。そして、2人目を助産院で出産したことで「産み方は大切」と思い、母親を支援できる助産院を作りたいと同院を開院。病院と助産院の両方で出産を経験し、助産院での出産は「自分で産んだ」という意識を強く感じ感動したという。「女性がホッとできる駆け込み寺のような場所作りをしたい。そして、幸せな出産を経験してほしいです」と岡村さん。
戸塚区子ども家庭支援課によると、区内で出産に対応している施設は、国立病院機構横浜医療センター(原宿)、小川クリニック(舞岡町)、戸塚MTクリニック(戸塚町)の3施設で、うみと森助産院と聖ローザクリニックで5施設になるという。
5月に見学会
5月12日(木)と21日(土)に、うみと森助産院が見学説明会を開催する。施設内の見学のほか、お灸体験や入院時に食べるマクロビオティック食品の試食なども行う予定。午前10時半〜午後3時半。詳細・見学希望者は、事前に同院【電話】045・410・7395へ。
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