川上北ブルーデビルス 組織力で全国へ
ミニバスケットボールチーム「川上北ブルーデビルス」の女子が、1月に神奈川県で開催された県大会で優勝し、全国への切符をつかんだ。充実した指導陣と考えさせる練習により培われた組織力で、力の差を見せつけた。
県内8会場で1月14〜28日まで開催された「神奈川県ミニバスケットボール決勝大会チャレンジカップ」。ブルーデビルス女子は、準決勝までの3戦を全てダブル、トリプルスコアで勝利し、決勝の対鶴ヶ峰本町(旭区)戦も47対25と快勝した。3月28日(水)〜30日(金)に国立代々木競技場で開催される全国大会に出場する。
女子の全国出場は6年ぶり4回目。21年前には全国制覇を果たしたことがあり、昨年の秋季大会では県2位になるなど、今も強豪チームとして知られる。チームとしては、川上北、名瀬、東品濃、品濃、川上小の男女54人が所属する。
33年にわたり監督を務める三橋雅彦監督(51)は今大会、「勝とう」とは言わなかったという。東日本大震災により昨年の全国大会が中止になったため、「出場できるだけで幸せ」との思いがあったからだ。「プレーできることに感謝。仲間を信じる。この2つをモットーとして臨んだ」。勝因については「相手がどうこうではなく、自分たちの良さを出せた」と話した。
その「良さ」として三橋監督が挙げるのが、「考えさせる練習」。監督が常に児童に質問をし、児童が答えを模索する。今は児童自らがホワイトボードを使って議論している姿も見られる。また、監督を始め指導者が7人もいるため、個々の児童に合った指導ができることも強みだ。
三橋監督は「同じ仲間と3月までプレーできる幸せは大人になってもそうない。感謝」、レギュラーの矢野紗也佳さん(東品濃小6年)は「全国に行けてうれしい。優勝したい」と、それぞれ全国への思いを語った。
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4月18日