第4回「戸塚区区民栄誉賞」の受賞者が上矢部町出身の水泳選手・渡邉一樹さん(25歳・セントラルスポーツ所属)に決定した。昨夏のロンドンオリンピックに出場し、6位に入賞したことが評価された。1月5日(土)に開催される戸塚区賀詞交歓会で表彰式が行われる。
受賞者は区内の団体代表らからなる戸塚区区民栄誉賞選考委員会の推薦に基づき選出され、葛西光春区長が決定した。
渡邉さんがオリンピックで出場した種目は競泳の男子200m背泳ぎ。初出場ながらも、準決勝で自己ベストを更新する泳ぎを見せ、目標としていた決勝に進出。世界記録保持者らとのしのぎを削る戦いの末、6位入賞を果たした。「オリンピックという舞台は小さいころからの夢であり、その夢を実現させることができました。オリンピックという最高の舞台の決勝レースを泳げたことは自分の誇りです」と渡邉さん。
戸塚で重ねた努力の日々
上矢部町出身で大学卒業まで戸塚区で過ごしたという渡邉さん。3歳で水泳を始め、6歳で選手コースに入り、背泳ぎを専門種目に定めた。幼いころからジュニアオリンピックや国内外の大会で優勝、上位入賞と数々の好成績を記録。しかし、その記録の陰には、日々の努力があった。友人と遊ぶ時間も惜しんで毎日クラブへ足を運んだ。それでも続けられたのは「ずっと水泳が好きだったから」だ。
受賞決定を受け、渡邉さんは「ロンドンオリンピックでは、たくさんのご声援ありがとうございました。この度は素晴らしい賞を受賞させていただき、本当に光栄に思います」と喜びを語った。今後もこの結果に満足することなく、新たな目標に向かって水泳に全力を尽くしたいと意気込む。
※【戸塚区区民栄誉賞】…戸塚区制70周年を記念して2009年5月に創設。受賞対象は戸塚区内の在住者や過去に同区に住んでいた人で、スポーツ、芸術、文化の分野で日本一以上、もしくは世界レベルの大会へ出場したことなどが条件。これまでにオリンピックに出場した近賀ゆかりさん(女子サッカー)、松田知幸さん(射撃)など、6人が受賞している。今回は11年11月から12年10月までの間の功績が問われた。
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