極真会館横浜港南支部戸塚道場の小椋隆雅(りゅうが)君(東台幼稚園・品濃町在住)が、4月27日に都内で開催された第9回国際青少年空手道選手権大会に出場し、5歳混合の部で初優勝を果たした。現在は7月に控える第21回全関東空手道選手権大会に向け、日々稽古に励んでいる。
国際空手道連盟極真会館の主催行事として最大規模を誇る同大会。今大会には世界の支部から一定の基準をクリアした選手が、全カテゴリーで約1500人出場した。
小椋君は1回戦でロシア人選手を下すと、2回戦は上段回し蹴りで優勢勝ち。決勝戦は得意の上段前蹴りが決まって、技あり2本で優勝を収めた。
すでに空手を習っていた7つ年上の兄・大雅(たいが)君の影響で、自ら希望して3歳で入門。週5日の稽古は「紙を一枚一枚重ねていくようなもの」という指導を守って一日も休まないなど熱心だ。師範の羽田シゲルさんは、「5歳にも関らず稽古の取り組み方が受け身ではなく、同年代ではずばぬけている。そのあたりが上達している秘訣ではないか」と評価する。
「上段膝蹴りができるようになること」が目下の目標という小椋君は現在8級の青帯。支部では黒帯取得の最年少記録が小学4年生で、「弟の気持ちは誰よりも自分が分かってあげられる」と普段から稽古の様子を気にかけ、今回の優勝についてもわがことのように喜んでいたという大雅君は6年生で取得している。
自身は経験がないながらも昔から空手に興味があり、早く帰宅した時には稽古に付き合うという父・洋石(ひろし)さんは、「兄を超えてもらいたい」と期待する一方、「体だけでなく、心も黒帯に見合うようになってほしいですね」と話していた。
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