市政報告 「横浜方式」スクールランチを 横浜市会議員 中島光徳
現在、横浜市会では平成26年第1回定例会が行われています。今回は、来年度の3兆5千億円超の市の予算案について審査を行います。私は2月28日に文化観光局、3月4日に市民局予算案の質問に立ちます。予算案にはこれまで強く要望してきた市立小学校における防災用ヘルメットの配備が盛り込まれました。議会質問の報告は次回の市政報告でさせていただきます。
地域の皆様から要望の多い「中学校における昼食」の実現に向け、調査・研究するために昨年から大阪・新潟・相模原市に行き、中学校昼食事業の状況を伺ってきました。その結果、さまざまな課題や効果などが明らかになってきました。
大阪市は、全中学校が家庭弁当との選択制ですが、販売弁当の利用者数は低調で、効果が十分でない印象を受けました。「まずい、冷たい、申し込みが1カ月単位、少数だと肩身が狭い」などの意見があるそうです。一方で同じ選択制の新潟市では、プリペイドカード方式で予約をIT化し、教員などの負担軽減が進んでいます。さらにランチルーム設置の効果もあり、利用率は7割近くに上昇。コシヒカリの特別米も使用していました。相模原市では、家庭弁当と併用し、調理業者からのデリバリー方式で実施。生徒が献立を考案するなどユニークな取り組みもありますが、予約システムなど運営上の課題もあるとのことです。
横浜市内の中学校で業者弁当の販売等にかかわっている方からは、家庭弁当の持参が定着していること、弁当の価格が400円を超えていることから家庭弁当の方が経済的とのご指摘をいただきました。
これらの調査を踏まえながら、財源・価格・運営方法・食育等、課題をクリアし、環境整備を進める必要があります。引き続き、「横浜方式」の昼食の実現に向け、議論を深めて参ります。
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