戸塚区版 掲載号:2015年7月23日号 エリアトップへ

子どもの貧困 市が初の大規模調査 識者集め、連絡会発足へ

社会

掲載号:2015年7月23日号

  • LINE
  • hatena

 子どもの貧困対策に関する具体案をまとめようと、横浜市は数値的な実態把握のための初の大規模調査に乗り出した。計画策定に向けた連絡会を発足させ、市民アンケートや支援団体への聞き取りを踏まえた調査結果や方針を9月末頃に発表する見通しだ。

30年で1・5倍

 平均所得の半分以下の世帯で暮らす18歳未満の割合を指す「子どもの貧困率」。厚生労働省によると2012年は16・3%で、調査を始めた1985年以降最も高く、OECD(経済協力開発機構)加盟国34カ国のうち25位となっている。

 今回の調査は、子どもをとりまく経済状況を中心に市の実態を把握するのが目的で、8月には6千世帯にアンケートを発送。児童相談所や区役所など公的機関、民間の支援団体への聞き取りは始まっており、来月までに10カ所程度を想定する。市こども青少年局の担当者は「市内の生活保護受給世帯は、2010年4月の1・65%から4年間で1・9%に増えている。子どもが置かれている経済状況は変化しているので、地域ごとに実態を把握して計画に反映させたい」と話す。

 7月発足の計画策定連絡会には、大学教授や市民団体メンバーら外部委員を含め20人以上が名を連ねる。来年3月まで会合を5回程度開き、調査方法や分析、計画の方向性について協議していく。

区主体で学習支援

 経済的な生活困窮など支援が必要な家庭に育つ小中学生らを対象に、市は昨年度から「寄り添い型学習等支援事業」を区主体で進めている。勉強を教える教室など各区1カ所以上、計20カ所設け、民間法人らに委託し運営する仕組みだ。

 学習支援では高校進学を目標の一つに掲げており、公共施設などを使い20人程度で行う。同事業の委託を受ける、学習塾等を展開する(株)栄光の担当者は「経済格差の有無は子どもたちが選択できるものではない。未来に向け、自治体は教育事業に一層力を入れてほしい」と期待を込める。

 経済的格差に基づく子どもの貧困は、地域性により異なる。各区の事情等を考慮し、実態に沿った計画づくりを目指して、市は議論を重ねる必要がありそうだ。

平成横浜病院

ヘルスケアセミナー5月18日(土)「排泄って大切!」参加無料・先着50名

https://yokohamahp.jp/

フォーラム映画上映会

横浜市戸塚区上倉田町435-1 045-862-5056

http://www.women.city.yokohama.jp/

<PR>

戸塚区版のトップニュース最新6

沖縄の課題、小説で提起

矢部町照井さん

沖縄の課題、小説で提起 文化

無理解に危機感じ、執筆

6月10日号

水道料金値上げへ

横浜市

水道料金値上げへ 社会

7月利用分から1割増

6月10日号

糸のこ作品に思い込める

深谷町在住久野さん

糸のこ作品に思い込める 文化

大病を機に没頭

6月3日号

戸塚のシンボル、修繕へ

薬科大学図書館棟

戸塚のシンボル、修繕へ 社会

来年3月に完了予定

6月3日号

ハトのフン害対策に一手

戸塚駅周辺

ハトのフン害対策に一手 社会

商店主らがヒトデ活用

5月27日号

特例貸付 5.8万件に

特例貸付 5.8万件に 経済

コロナ禍 市内の申請増加

5月27日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月27日0:00更新

  • 5月13日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

戸塚区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年6月10日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter