戸塚消防団の定員に対する充足率が、今年9月1日時点で100%を達成した。団員数も神奈川県内3位・横浜市内1位。また女性団員数が大幅に伸び、団員に対する割合が10%越え。10月4日には辞令交付式が行われた。
戸塚消防団は少なくとも19年間、充足率が90%を切ることは無かったが、ここ数年95%を下回っていた。今年4月1日時点では定数に対し、49人不足している状況だったが、6月から9月を消防団員確保強化期間として設定し、勧誘に努めた結果、男性21人、女性28人が新たに入団した。
多角的な勧誘活動
達成には戸塚消防署と既存の消防団員の積極的な勧誘が背景にあるが、【1】町内会の横のつながり【2】地元企業への声かけ【3】充実強化費を使ったイベントの開催――などが大きな要因となった。【1】では、団員が自治会や町内会で出会う近隣住民に声掛けを実施、【2】では消防署職員らが地元企業である、湘南ヤクルト販売株式会社、神奈川中央ヤクルト株式会社、株式会社シンコー(建築機材のリース会社)などに交渉を行い、前2者から25人、後者から2人が入団した。【3】では今年度、横浜市から充実強化費が支給され、団員の研修会や勧誘を目的としたイベントの実施に充てた。
女性の活躍にも期待
消防団員は、職種としては非常勤公務員に属し、有事の際はメールなどで呼び出しがかかり、出動する。戸塚消防団団長の齊藤耐さんは「今回女性団員数が急に伸びたことで、入団しやすくなり、ニーズも増えていくのではないか」と話した。3月には70歳を迎える団員らが定年で退団するため、募集は継続して行う。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>