「開かずの踏切」によって分断されていた戸塚駅周辺の東西をつなぐなどの目的で行われてきた「戸塚駅前地区中央土地区画整理事業」の全工事が3月に完了する。3月13日(日)には、完成を祝うイベント=中面に関連ページ=も盛大に行われる予定となっている。
同事業の施工区域は約6・8ヘクタールで、横浜市戸塚区戸塚町・矢部町・吉田町の一部。施行者は横浜市で、一般公共事業とは異なった、土地区画整理事業として始まった。一般の公共事業は、道路や公園などの公共施設を建設する際、必要な用地を買収し、公共施設の整備改善を目指す。一方で、土地区画整理事業では、事業の施行によって得られる開発利益の範囲内で権利者の土地を提供してもらい、土地を分配しなおす(換地する)ことで、公共施設の整備改善に加えて、宅地の利用増進も促す目的がある。
同事業の要となった「開かずの踏切」対策においては、ハード面で歩道橋「戸塚大踏切デッキ」と車両用トンネル「戸塚アンダーパス」の設置があったが、ソフト面でも地域住民によるイベントや冊子の発行などが行われてきた。
戸塚駅東西のアクセス向上によって、より良いまちづくりを目指す同事業では、地域住民を交えた意見交換が活発に行われ、事業終了後の将来も見据えた「地区計画」と「地域まちづくりルール」の策定が行われた。
「地区計画」では、土地利用の方針として「商業ゾーン」「住宅地ゾーン」「地区」に区分しての土地利用や区分ごとでの整備計画を策定。計画に定めきれなかったコンセプトやマナーは、ガイドラインや「地域まちづくりルール」となった。ルールの運用に際し、「東海道戸塚宿まちづくり倶楽部」と「明るい街コミュニティ戸塚」が組織された。今後区域内で建築等を行う場合は、各組織との協議が必要となる。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>