昨年末にプレナスなでしこリーグ2部への昇格を果たした女子サッカーのニッパツ横浜FCシーガルズは3月26日(土)、いよいよ開幕を迎える。同リーグでも恐れず、前線からプレスをかける「攻撃的なサッカー」を展開する方針。戸塚区を拠点とするチームの1部昇格をめざす戦いが始まる=中面に関連記事。
「厳しい戦いが続くと思うが、恐れず前からプレスをかけ、相手陣内でプレーする時間を増やしたい」
開幕に向けそう抱負を語るのは、昨シーズンからチームの指揮を執る中村宏紀監督(41)だ。
選手25人のレギュラー争いは横一線でスタートした。昨年まで取り組んできた攻撃的なサッカーの精度アップを中心とした開幕への準備は順調。「皆一生懸命で雰囲気も良い」と中村監督の表情は明るい。
新加入の選手は8人。そのうち4人がディフェンダーだが、チームの方針通り攻撃的な選手を揃えた。U-23日本代表や、なでしこ1部・2部経験者もおり、中村監督は「先々を見据えた満足のいく補強ができた」と手ごたえを感じている。
中村監督によると、同リーグには力強く足の速い選手が多い。ロングボールを軸に縦に速いサッカーをするチームが多いと予想しているが「しっかり守ることが大切だが、決して守備的にはならない」。今季もチームの特徴でもある攻撃的なスタイルを貫くつもりだ。 目標は上位に進出し優勝争いにからめるチームとして成長させること。戸塚区民らに対して中村監督は「ぜひ試合会場に足を運んでいただき、勝利を分かち合えたら」と呼びかける。
1部昇格めざして
「メンバーが変わったが、チームの輪もでき着々と準備が進んでいる」と話すのは、なでしこリーグでのプレー経験豊富な元日本代表、山本絵美キャプテン(34)。「選手個々の特徴は把握できている。今後大切なのはコミュニケーションをとり、(個を)チームにフィットさせること」とチーム全体を俯瞰する。
「中途半端は良くない。あくまで1部昇格をめざす」と力強く目標を定め、「一人でも多くの方にチームへの興味を持っていただきたいので、プレーでアピールできるように頑張りたい」と話してくれた。
3月26日(土)の開幕戦の相手はノジマステラ神奈川相模原。相模原ギオンスタジアムで午後1時キックオフ予定。
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