皆様の声をカタチに! 市政報告 読書環境の充実に力を注ぎます 横浜市会議員 中島みつのり
先月、私は北海道恵庭市が進める「読書のまちづくり」を視察しました。恵庭市は人口約6万人9千人の比較的小規模な街ながら、「本と出会い 人と出会い つながりひろがる読書のまち 恵庭市」をテーマに、読書でのまちづくりを推進し、認知度を高めています。
同市は、読書条例を制定したほか、ネットワーク化により市の図書44万冊を共有活用し、イギリスで始まった、生まれた子供に本を送る「ブックスタート」を導入して、その結果、平成28年度の市立図書館小学生1人当たりの年間平均貸出冊数は76冊で、全国平均を大きく上回っています。成果として、「落ち着き」「読書習慣の形成」「学校の生活リズムの形成」、「家庭学習時間の定着」など、学力にも良い影響を与えていると分析されています。児童たちからも「読書のまち恵庭に育ってよかったです」との感想が寄せられているそうです。
ハード面の充実が課題
横浜市も平成26年4月「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」を施行。読書活動を支える環境を整え、推進するための「横浜市民読書活動推進計画」も策定しています。
同計画は、区役所、図書館、学校などが連携し、読み聞かせを行う団体と協働しながら読書の楽しみを伝えていくことなどを目的としています。具体的には、乳幼児の段階から本に親しんでもらうため、保護者との読み聞かせ講座の開催、高齢者や障害者を対象にした朗読会や読書会、図書館でのレファレンス(資料の相談など)機能の強化や地域のニーズや課題に合った蔵書の充実、読書活動団体相互交流会を開催し、ネットワークづくりを進めるなどをあげています。
ソフト面の充実が図られる一方、各区の図書館の老朽化、戸塚区もそうですが、人口と図書館の規模が相応しいのかなど、ハード面の課題もあります。隣の大和市は数年前に図書館を大幅にリニューアルし、市民から好評を得ていると聞いています。
戸塚区では前述の「ブックスタート」の検討を始めています。各行政の取り組み事例も参考にしながら、横浜市がより充実した読書推進策を取れるよう、これからも力を注ぎます。
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4月18日