区内の女声合唱団「やまゆりコーラス」(黒羽(くろは)康子代表)が創立50周年を迎える。これまで定期演奏会をはじめ、テレビ出演も果たすなど、精力的に活動してきている。6月22日(金)には、節目を記念したコンサートを行う。
「やまゆりコーラス」は、区内在住の60〜80代の女性36人で構成される女声合唱団。主に「アヴェ・マリア」などの宗教曲からシャンソン、童謡など幅広いジャンルをこなせる実力派だ。
現在、毎週金曜日に戸塚公会堂で練習を行い、その成果を定期演奏会や、市内120の合唱団が一堂に会する「ヨコハマ・コーラルフェスト」などで披露している。
きっかけは「お母さんコーラス」
同団は1969年、大正小学校に通う子どもの母親約10人によって結成された。きっかけは、声楽経験のある母親の「一緒にコーラスをやらない?」という一声。歌に関心のある母親らが集まり、地道に発声方法や音程の取り方といった技術を身に付けてきた。
「中でも、楽譜を全て覚える“暗譜”は50年間一貫したこだわり」と話すのは発足当初からのメンバー・高橋節子さん。譜面を持ちながらうたう場合、姿勢が崩れて声の通りが悪くなることもあるため、この手法を取り入れてきたという。「たくさん練習が必要だが、それ乗り越えてハーモニーが生まれたときは嬉しい」と醍醐味(だいごみ)を語る。
50年続いた理由として、黒羽代表は「和気あいあいとした雰囲気がポイント」と話す。プロの指導者を招いており、時に厳しい指導を受けることもあるが、励まし合いともに成長してきたという。そのかいあってか、1993年にはテレビ神奈川の番組に出演し、2002年には県赤十字主催の催しにゲストとして招かれるなど、多方面で活躍を果たしている。
黒羽代表は「子育てや家庭の悩みを共有できる友人でもある。今後もこのメンバーでさらに良い歌を披露したい」と話す。
6月22日(金)には、50年の節目を記念したコンサートが横浜みなとみらいホールで開かれる。詳細は黒羽さん【携帯電話】090・4712・6072。
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