戸塚区の史跡や名所を散策する団体「戸塚見知楽会」が8月3日(土)、子どもに地元の歴史を学んでもらうための講座を開催する。主に戸塚宿の史跡を巡るなどしながら、学校だけでは学べない地域の魅力を再発見してもらうことが狙いだ。
ふだんの区内散策企画では年配の参加者が多いという同団体。今回は「子どもにも地元の歴史を知ってもらいたい」という意図で行われる。
「こども江戸とつか発見隊!」と銘打たれ、小学校高学年から中学生を対象として、主に東海道の史跡を見学する。
元教師を中心に企画
子ども向けの企画は2016年頃に何度か実施したことがあったが、毎回数人程度の参加。根岸正夫代表は「思ったほどの成果が感じられなかった」と振り返る。若い世代へのアプローチに苦慮していたところ入会したのが、藤沢市で小学校教師をしていた橋本明さんだ。「歴史の授業で固有名詞を覚えるのも大切だが、肌で感じた体験は心に残る」という教師経験で培った考えのもと、学校では体験できないような企画を考案。江戸時代の頃のマップづくりや道中合羽の着用、浮世絵版画刷りなど、手や足を動かす内容となった。
市教育委員会によると、市内小学校では、横浜市の歴史が学べる副読本を授業で利用するなどしているという。一方で身近な地域の歴史教育は各学校の方針により内容は異なり、かける時間にも大小がある。根岸代表は「地元の団体として、地域の歴史を次世代へとつなぐ協力ができれば。今年の冬休みも実施し、今後も継続していく」と話す。
講座は午前10時から正午。20人抽選で参加無料。申込みは7月26日(金)までに氏名、フリガナ、保護者名と参観希望の有無、住所、電話番号、【1】旅支度体験【2】浮世絵体験【3】浮世絵遊び【4】戸塚宿マップ――から希望講座ふたつ選択し、〒244―0003 戸塚町4018の1 交流広場とつかへ。メール【メール】tana@qb3.so-net.ne.jp、【FAX】045・865・4670でも可。落選者にのみ28日までに連絡。問合せは【携帯電話】080・5545・4163。
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