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新型コロナウイルス 第3波、戸塚も例外なく 区医師会悦田会長に聞く

社会

掲載号:2020年12月3日号

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悦田会長(中央)と医師会事務局の代表者、訪問看護ステーションの管理者がマスク着用を呼びかける
悦田会長(中央)と医師会事務局の代表者、訪問看護ステーションの管理者がマスク着用を呼びかける

 再び新型コロナウイルスの感染が拡大している。横浜市内で1日平均82人(11月4週目)という感染者が出ており、戸塚区でも累計311人(11月26日時点)の陽性患者が確認されている。本紙では戸塚区医師会の悦田浩邦会長にコロナの現況、心構え、対策法などを聞いた。(11月30日起筆)

 ――まずは戸塚区の状況から教えてください。

 「横浜市全体で新型コロナの患者数が増えており、戸塚区でも例外なく増えてきていると思います。横浜市の感染パターンも全国的に報じられているものと同様で、若年層が主だった第2波に対して第3波の現在は全世代で満遍なく広がっている状況。私自身内科医ですが、肌感覚としてもこの2、3週間で増えてきていると感じます。医師会などが行っているPCR簡易検体採取所での検査や、かかりつけ医が行う検査においても陽性患者の数は確実に増えていると現場から報告されています」

 ――再流行を受けた戸塚区医師会の取り組みについて教えてください。

 「何より年末年始に向けた医療体制の確保につきます。例年12月、1月、2月にインフルエンザは流行期を迎えます。新型コロナウイルスとインフルエンザのW流行に備え、今後の動きを慎重に様子を見ていきつつ、体制づくりに努力しているところです。年末年始では一般的に5連休になることが予想されます。この期間中は多くの医療機関が休みになるため、患者さんが増えると物理的に対応ができなくなってしまうのです」

インフルエンザとの判別は困難

 ――流行が予想されるインフルエンザとコロナとの見分け方は。

 「インフルエンザに限らず、季節性の風邪などと新型コロナを症状だけで鑑別するのは不可能です。検査も絶対ではありません。そうした中で医師がまず参考にするのは、インフルの流行状況。インフルが流行っていないのに症状がある場合はコロナの可能性が高いといえるでしょう。また、発熱、咳、のどの痛み、全身の倦怠感といった症状がある場合は、ご自身でその要因を思い返してもらい、地域の医療機関などへ受診する際には、必ず事前の電話をお願いしています」

 ――熱はなく、のどの痛み、鼻水、倦怠感だけがある場合はどうすればいいでしょうか。

 「熱がなくても新型コロナに罹患している可能性があります。そこでひとつ言えるのは、ご自身でまずは判断してほしいということ。その症状はいつもと違うものなのか、新型コロナ感染のリスクがあったかどうかなどを振り返ってみてください。すべてを病院やコールセンターに相談すればいいというわけではないのです」

年末年始に向け注意喚起「あす発熱するかも」念頭に市の電話窓口24時間体制に

 「コロナに関して、横浜市ではこれまで2つあった相談電話窓口を12月から1本化しました。さらに土日・祝日を含み24時間体制となり、回線の数も以前より増やすことで体制をより強化しています。

 一方で『ずっと家にいた』『だれとも会っていない』というようなコロナ感染のリスクが少ないという人は、地域のかかりつけ医に電話で相談してください」

 ――自分がコロナにかかってしまったのではと不安になる人が多くなっていると思います。

 「外出自粛などで精神的なストレスにさらされた『コロナうつ』が増えていると思います。コロナはだれがなってもおかしくないものですが、すべての陽性患者が必ず他人に移すというわけではないので、必要以上に深刻にとらえる必要はありません。それでも不安な人は、普段から自分の状態をよく知ってくれている『かかりつけ医』を作っておくのがいいでしょう。75歳以上の高齢者に限っていえば、健康診断が無料になります。こうした横浜市の制度を活用して、地域医療とつながることができる状況になっていてほしいと思います」

消毒・マスク着用は引き続き徹底を

 ――年末年始、心がけることは。

 「忘年会シーズンですが、医者の立場としては『ぐっと控えて』というほかありません。仕事などで外出しなければいけない場合は、これまでと変わらずに手指消毒とマスクの徹底をお願いしたいです。また、家族内感染が多くなっています。若い人が家にウイルスを持ち込む可能性もあり、会話を控えるなど生活スタイルを変化させる配慮をお願いします。コロナは症状が出る前日にはすでに感染力を持っています。そのため、『あした発熱するかも』ということを念頭に過ごしてもらい、つねに前日の行動履歴の把握を。また、職場での気のゆるみにも十分な注意を。制服の着替えなど何げないときでもマスク着用は必須です」

 ――区民に伝えたいことはありますか。

 「これからクリスマス、お正月を迎えますが、いったん外出などはお控えください。医療は身近な存在です。しかしいつも必ずあるわけではないということを改めて認識してほしい。皆さんの力なくしては乗り越えられません。引き続きご協力をお願いします」

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