交通事故防止へ 1号と戸塚町が重点地区 事故減に向け、対策継続
戸塚警察署は今年に引き続き、2014年も国道1号線と戸塚町を重点地区に定め、それぞれ二輪車、自転車の事故防止対策を強化する。区内での人身交通事故数は年々減少してきているが、さらに事故抑制を図る考え。
今年11月30日時点で区内の人身交通事故件数は1121件。交通事故の多くは国道1号線で多く発生しており、今年は393件、交通事故全体の35・1%に上る。
区内の二輪車事故総数は391件。人身交通事故全体に占める割合は34・9%で県の平均を5・8ポイント上回っている。昨年は県下最多だったこともあり、県警では国道1号線を「二輪車指定路線」に指定し、重点的に指導・取締りなどを行ってきた。件数、割合共に昨年を下回るが、来年も引き続き対策の継続が必要と見られている。
一方で自転車事故は185件、全体に占める割合は16・5%で県の平均よりも6・9ポイント低い。
戸塚区は坂が多く、自転車の利用者が少ないため、割合は低いが、戸塚駅周辺を含む戸塚町での事故が多いことから、今年、神奈川県警察自転車対策総合推進計画が策定され、事故件数の多い戸塚町が「自転車指導啓発重点地区・路線」に選定されている。戸塚署では事故防止対策や指導を行っているものの、件数が減少していないため、来年も同地区を重点地区に選定し、対策を進めていく予定という。
12月1日から改正道路交通法の施行により、「自転車等軽車両が通行できる路側帯は道路の左側部分に設けられた路側帯」に限定された。違反者には「3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」の罰則がある。路側帯は歩道がない道路(または歩道がない側)に設けられている。戸塚署によると「区内には歩道が設けられている道路が多く、対象となる箇所は少ない。区民への周知は、安全講話などでこれから進めていく予定」だ。
「年末は事故が増えやすい。引き続き、交通ルールを守り、安全運転を心掛けてほしい」と戸塚署は呼びかける。
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4月18日