神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2015年1月15日 エリアトップへ

名瀬小 地域と連携し、食育推進 県、文科省から表彰も

教育

公開:2015年1月15日

  • LINE
  • hatena
賞状を手にする梶原校長(右)、オリジナルキャラの「なせ菜ちゃん」と土方教諭
賞状を手にする梶原校長(右)、オリジナルキャラの「なせ菜ちゃん」と土方教諭

 横浜市立名瀬小学校(梶原幸二校長・児童数540人/1月8日現在)では、地域と連携した学校給食や食にかかわる授業など、「食育」に力を入れている。その活動が評価され、2013年には神奈川県、14年には文部科学省から表彰を受けた。

 名瀬小学校では、5年前から地域や保護者と連携し、食に関する学びの場を積極的に設けている。「食育という教科はないけれど、毎日ある給食を軸に、さまざまな教科の中で子どもたちに伝えています」と話すのは、同校の栄養教諭、土方直美さん。2年生は生活科の授業で大根を育て、約50kgを収穫。3年生は国語の「すがたを変える大豆」、4年生は理科の「植物を育てよう」に合わせて、児童自ら大豆を栽培し、みそを作っている。作った大根やみそは、給食で使用し、全校で味わう。「育てる喜び、食べる喜び、食べてもらう喜びを感じてもらいたい」と土方さんは話す。

 地産地消の取り組みにも力を入れている同校。名瀬地域の野菜を給食で使うだけでなく、その日使用する野菜を昇降口に展示し、児童が興味を持ちやすいように工夫している。葉が付いたままの大きなブロッコリーなどは、保護者からも驚きの声が聞かれるという。

独自キャラで楽しく学ぶ

 同校では、児童が考えたキャラクター「なせ菜ちゃん」も活躍。給食の献立コンクールをきっかけに誕生したなせ菜ちゃんは、名瀬地域の野菜や果物のシンボル。ナスのヘタに名瀬小のNの文字がデザインされている。毎月19日の食育の日には「なせ菜ちゃん体操」を全校で実施している。

 また、入学したばかりの1年生の教室には、梶原校長扮する「ハシキング」が登場し、ゲームを交えながら、児童にはしの使い方等を楽しく指導。親しみやすいキャラクターがいることで、地産地消や食について楽しく学べるという。

 これらの創意・工夫を重ねた活動が評価され、13年には県教委から学校給食特別優良学校として、14年11月には文部科学省から学校給食優良学校として表彰を受けた。梶原校長は「地域の生産者、PTAの方も協力的でとても助かっている」と感謝の言葉を述べる。今年度は保護者からの「給食のメニューを作ってみたい」という声に応え、初の講習会も行うなど、活動の幅はさらに広がりを見せる。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

硬式野球全国大会で金

戸塚中・河内さん

硬式野球全国大会で金

中本牧リトルシニア所属

4月25日

地球温暖化「考えて」

地球温暖化「考えて」

泉区が冊子を作成

4月25日

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook