震度6強の地震発生で被災し、3日後に災害ボランティアセンター(以下、センター)を設置したことを想定した訓練が6月23日、戸塚区福祉保健活動拠点フレンズ戸塚で行われた。戸塚区で市内5区連携によるセンターの立上げ・運営シミュレーション訓練が実施されたのは初。主催者は、参加者の意見を生かしつつ、今後も継続していく考えを示した。
センターは災害発生時の状況により、各地から集まるボランティアの受け入れやニーズの伝達、マッチング、誘導案内等を行うために設置される。
5区が連携した初の訓練を主催したのは戸塚区社会福祉協議会。戸塚区でセンターを運営するための団体、とつか災害救援活動ネットワークの他、磯子・金沢・港南・栄区の災害ボランティアネットワーク、戸塚区役所、戸塚警察署等から約40人が参加した。被災時に近隣区同士が効率的に連携し、円滑なセンター運営につなげることを目的としていた。
参加者はボランティア役とコーディネーター役に分かれ、ボランティアの受付けから各所でのニーズ確認、活動報告等を行った。
参加者からは「繰り返し実施する必要性を感じた」「戸塚の地理に不慣れな方への案内について工夫が必要」といった継続や改善を望む声があがるなど、有意義な訓練になった様子。区社協の担当者は「集まった意見を今後に生かすことを重視し、訓練を継続していきたい。また、震災だけでなく、集中豪雨や大雪等を想定した訓練も取り入れていきたい」と話していた。
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