神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2016年4月7日 エリアトップへ

海藏院 寺と地域が街づくり 山門等の市登録受け活性

文化

公開:2016年4月7日

  • LINE
  • hatena
修繕が行われている山門
修繕が行われている山門

 戸塚町にある海藏院の山門と鐘楼が2月、横浜市から歴史的建造物として登録されたこと等から、同寺と周辺地域では、これを契機として戸塚の歴史を後々に伝える活動が生まれている。2月からは座談会も開かれ、「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募中だ。

 山門・鐘楼の建築年代は推定で江戸時代。市が歴史的建造物として指定するのは、横浜の魅力を生み出し、景観上貴重な歴史的・文化的資産として認められるもの。指定されたことで、市が保全と活用に対する支援を行う。同建築物は、江戸時代に描かれた東海道分間延絵図にも描かれている。山門については建て替えを検討していたが、調査により歴史的価値が確認され、修繕することとなった。

 また、同寺の指定文化財「木造方外宏遠(ほうがいこうえん)坐像」は、文化財保護審議会で「国・県指定文化財以外の文化財のうち横浜の歴史、文化または自然を理解するうえで重要」とされたもの。同像は海藏院の開山である方外宏遠の肖像として伝来した像で、作風から1363年ごろの特色がうかがえ、南北朝時代の肖像彫刻としては市内では希少な作例だ。

まち普請事業目指す

 東海道から山門までは、参道と戸塚競馬場払下げの階段がある。参道と市道が重なっていることもあり、参道の修繕費用を補う目的で、今年度「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募中だ。同事業のコンテストに向けて、同寺では2月から月1度、地域住民や周辺商店との座談会を行ってきた。通学路であることから、「子どもが安心して歩ける道づくり」などが目標として上がった。

 また「木造方外宏遠坐像」は、毎週月曜日から水曜日に公開しており、参拝料は100円〜。予告なく変更されることもある。

 同寺住職の中村さんは「戸塚の歴史を街の一部として残せたら」と話した。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

上飯田から全国優勝

中学女子硬式野球

上飯田から全国優勝

地域クラブの「オール京急」

5月23日

救急要請を“予防”

横浜市消防局

救急要請を“予防”

出場件数急増に危機感

5月23日

読書活動で文科大臣賞

戸塚区川上小

読書活動で文科大臣賞

端末活用し、言語力向上へ

5月16日

河川功労者表彰を受賞

泉区の水辺愛護会

河川功労者表彰を受賞

日頃の清掃活動など評価

5月16日

「ミツバチに親しんで」

戸塚区矢部町

「ミツバチに親しんで」

戸塚の「百花蜜」づくり始動

5月9日

子育て支援に新施策

泉区

子育て支援に新施策

当事者、事業者を後押し

5月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月16日0:00更新

  • 5月9日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook