口腔ケアは認知症予防にも必須 意見広告 市が取り組むべき「健口(けんこう)」 島村大・伏見ゆきえが対談
現役の歯科医師でもある島村大参議院議員と共に歯科助手として働いていた伏見ゆきえ横浜市会議員が口腔ケアについて対談。近年、全身の健康状態と「お口の健康」いわゆる「健口」との関連は注目が高く特に認知症予防や糖尿病重症化予防において口腔ケアの重要性が再認識されている。
企画・制作=伏見ゆきえ事務所
口腔ケアの意義
伏見 市は歯科保健や口腔ケアの推進に力を入れ昨年2月、手術後の合併症予防などに繋がる周術期の歯科医療連携の推進に着手し横浜市歯科医師会、市立大学と連携協定を結びました。また磨き残し等も原因の一つである歯周病に対し、市は健診や予防教室、広報などの啓発活動を頑張っています。しかし「なぜ健診や予防が必要なのか?」への理解が足りていないように思えます。
島村 口の役割とは物を食べる・呼吸する・会話する等が挙げられます。人は食べることで栄養を摂り会話をすることでコミュニケーションをとるなど、生きていく上で欠かせない大事な役割を担っています。健口を保つことは全身の健康を保つ意味もあるんです。高齢の方は歯茎がやせてきたり、義歯を使用したり、病の後遺症による磨き忘れなど口腔トラブルの原因が増えやすいので、健診頻度や日々のケアを特に意識して頂きたいと思います。
認知症のリスク対策
伏見 林文子市長は昨年の市長定例記者会見で、2025年に市の高齢者人口は約100万人を見込み、がんや脳卒中など生活習慣病による手術を受ける人の増加が予想されると発言しました。各種疾患による術後の口腔ケア不足による合併症(肺炎・糖尿病等)の発症や入院日数の長期化などのリスクが今回の連携により軽減できるようになったことは本当に意義がありました。ちなみに口腔ケア不足によるリスクは他にどんなものがありますか?
島村「噛む」という行為自体が脳の活性化を促し、脳の認知機能の低下の予防や記憶を司る「海(かい)馬(ば)」の神経細胞を増加させるといいます。また昨今、歯周病と認知症を関連した研究は多くの大学・研究センターで取り組まれています。健康な歯を維持することが、認知症予防にも有効ということは研究成果として発表されています。
伏見 市が受診率の向上を図るため進めている取り組み以外にも通院できない寝たきりの高齢者、在宅介護をうける方への訪問歯科など、より充実した取り組みに力を注いでいきたいと思います。
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4月18日