介護専門職などの支援に取り組むIT企業(株)ウェルモ(鹿野佑介代表取締役CEO/本社・福岡市)と、地域の課題改善に向けて、活動する、企業やNPO、大学、行政、などで構成されるとつかリビングラボ(川口大治代表)がこのほど、ケアマネジャー向けの冊子「ミルモブック戸塚区版」を発行した。
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カラー刷り・A4サイズ・74ページから成るこの冊子。区内の介護施設など60事業所が紹介されている。所在地や定休日などの基本情報から、外観・内部写真、リハビリ機材、レクリエーション内容のほか、制限食や車いすでの排せつ、導尿や痰吸引などの医療ができるか否かなど施設の様々なサービスが記されているのが特徴だ。
冊子の基本情報になっているのが、ウェルモがインターネット上で運営する、地域の介護事業所を紹介するサイト「ミルモネット」。ケアマネジャーなどの専門職に限って公開しており、事業所などの情報を検索、分析できるようになっていることから、相談者の介護計画作成に役立っているという。
「紙でも読みたい」
ウェルモは「ケアマネジャーからネットも便利だが、紙でも読みたい」との声を受け、福岡市で既に冊子を発行している。このことを、加入するとつかリビングラボで紹介したことが今回の取り組みのきっかけ。
実際に冊子を読んだケアマネジャーの一人からは「利用者と一緒に選ぶことができる」との声が寄せられている。川口代表は「冊子には戸塚区の高齢化の現状、リビングラボに加入する企業などの取り組みも紹介されている。今後は介護施設だけでなく、色々な人に読んでもらえるようにしていきたい」とし、同社では「『地域資源の見える化』、高齢者が住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けられる社会づくりを進めていきたい。この冊子がその一助となれば」と話す。
冊子に関する問合せはミルモサポートデスク【電話】03・6205・7309。
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