地域で活躍する団体やグループを林文子・横浜市長が訪問する「ぬくもりトーク」が8月28日、保土ケ谷区内で開催された。林市長は国際交流ボランティアに取り組む団体のメンバーと交流し、外国人母親の子育てなどについて区民と意見交換を行った。
この事業は、市長が様々な団体の活動場所を訪れ、その場で出た意見や提案を市政に生かす目的で行われているもの。この日は今年度5回目の開催となった。
今回の訪問先となったのは、岩間市民プラザなどを拠点に活動するNPO法人「保土ケ谷国際交流の会」。同法人は1991年、ボランティアを中心に発足。日本語や文化の教室を通じて在住外国人を支援するほか、異文化交流イベントを開催するなどしている。
当日はメンバーが普段の活動内容などを紹介。「外国人のお母さんに母国の料理をふるまってもらったり、子どもどうしが仲良くなったりと、とても楽しい」とやりがいを話した。
その後、「子育てにおける外国と日本のちがい」と「東日本大震災での体験」の2つをテーマに、意見交換を実施。区内で子育てに奮闘するインドネシア出身の女性は「出産の時、日本語があまり分からず、痛みを看護師さんに伝えられないのが不安でした」と話し、市長は「医療現場での通訳ボランティアなどは充実させる必要がある」と応じた。
「多言語化」に言及も
また、東日本大震災で在住外国人が苦労した点といて「日常会話は理解できても、混乱時の駅などでは全く日本語が聞き取れなかった」「初めての経験で、どこに行って何をしていいのか分からなかった」といった意見も。市長からは「防災のお知らせを多言語化するなどの動きが始まっている」との説明があった。
林市長は「地域でボランティアを頑張ってくださることに感謝している。保土ケ谷区は宿場町の伝統的な一面を残しながら、国際交流も盛んでとても素敵ですね」と話していた。
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