桜丘高校(区内桜ヶ丘/浅見敏雄校長)の保護者らがこのほど、学校教育を支援するファンド「桜基金」を設立した。教育活動や校内の環境整備を資金面で支援するもので、保護者や卒業生からの寄付を募る。
同校では2010年度に保護者らの寄付により、校内に冷房機器を設置。その後、横浜市の方針で全市立学校への空調設備設置が決まったため、既に設置されていた同校の設備を市が買い取った。これにより余剰金が発生したことから、保護者会などで扱いを検討。保護者への返金も考えたが「学校のために役立ててほしい」との意見が多かったため、この資金を基にしたファンドの設立を決めた。
同基金はPTAや同窓会の役員を中心に運営。会長には、元PTA会長で同校出身の藤山達さんが就任した。主に、保護者や卒業生、地域への寄付呼びかけや支援内容の検討を行っていく。
こうした基金の設立は区内では初めて。同会では「全国大会に出場する部活動の遠征費支援や、校費では不十分な校内環境の設備などに役立てていきたい」としている。
文化祭で初PR
9月8日と9日には、運営委員らが文化祭の会場で寄付を呼びかけ。対外的な活動は設立以来初だったが、オリジナルタオルを販売するなど工夫しながら取り組んだ。委員の懸命な呼びかけもあり、来場者の多くが協力。初回から多くの寄付金が集まった。
運営委員でPTA会長の太田直子さんは「保護者だけでなく、卒業生や地域の方々も多く協力してくださった。学校が愛されている証拠で嬉しく思う」と話していた。
桜基金の寄付振り込み先は「横浜銀行 6042790」(口座名義:桜基金会長保土ヶ谷支店藤山達)。
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