今夏完成した「ご当地音頭」の作詞を担当した 藤巻 弘枝さん 上星川在住 67歳
「踊り」で皆に笑顔を
○…自身が会長を務めるボランティアグループ「趣味の会」では老人ホームなどで民謡や日本舞踊を披露し精力的に活動している。数人でスタートした同会も現在は25人に増え、創設16年目となった。その地域貢献が認められ、昨年「社会福祉功績者表彰」を授与された。
○…「今では盆踊りの踊り手が少なく、寂しさを感じる。残していかなければ」という想いがきっかけで制作した上星川音頭。演歌歌手として活躍している友人の娘が作曲し、自身が作詞を担当した。「とてもノリが良く、皆で盛り上がれる曲になった」と笑顔をみせる。詞は上星川を東西南北に分けて紹介するという形で、1番には「釜壇東山トンネル」2番には「三つ子団地」と、地元住民にはお馴染みの場所が登場し、地元愛に溢れる歌となった。盆踊りと言えば夏の風物詩だが、制作を開始したのが今年6月。初披露が7月に杉山神社で行われた盆踊り大会だったため、制作期間はわずか1カ月。最初は戸惑いもあったが、町のことを紹介するつもりで書き始めたら「スラスラ書けた」と地元住民ならではの制作方法を語った。
○…昔から踊ることが好きで、習い始めたのは6歳の頃だった。途中、途切れたりもしたがその情熱が消えることはなかった。そんな折、母と友人たちと温泉旅行に出かける。ちょっとした余興のつもりで母たちに踊りを披露したところ、場は大いに盛り上がり、皆満面の笑みで拍手してくれた。以降、その特技を活かした活動ができないものか、と考えるようになり同会を立ち上げる。
○…これからも「趣味の会」で10月に保土ケ谷公会堂で行われる区民芸能祭に参加するなど、地域の活性化に力を注ぐ。今後は活動の場をひろげつつ趣向を凝らした新たな演目も企画中。「みんなに喜んでもらいたい」。その一心で立ち上げた同会の進化とともに自身も躍進し続ける。
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