保土ケ谷区はこのほど、区内・川島町にあるくぬぎ台小学校跡地利用などを検討する「川島地域のまちづくり検討に向けた調査企画提案業務委託」先の選定を行い、都市環境研究所(東京都文京区)が選ばれた。
くぬぎ台小学校は、2013年3月に川島小学校に統合されたことで閉校となった。その後「川島地域まちづくり検討会」が開設され、同小学校の跡地利用を含めた川島地域全体の活性化策の検討を地域主体で行い始めた。同検討会では、「まち自慢・交流」「文化・芸能、ツーリズム」「道と交通」「スポーツ・イベント」という4つの検討部会を立ち上げ、より具体的な活動を進めていくとしている。(本紙既報)
プロポーザル方式で選定
今回の業務委託は、活動初期である検討部会が持続可能なものとして今後につながっていくため、また、イベントなどの試行や部会の枠にとらわれない横断的な検討を進めるために専門的な支援・アドバイスを行うためのもの。今年の4月に、提案された企画の内容が優れたものから委託先を選定する「プロポーザル方式」によって事業者を公募。4社の応募の中から、同研究所が選定された。
主な業務は、「地域主体のモデル事業実施に向けた事業企画等運営支援」と「円卓会議の運営支援」の2種類。地域が主体となって検討・実施を行う中で、すぐに具体的な活動成果を得ることは難しい。そういった際に、専門性や経験をもとに支援を行う。また、同検討会が年に4回開催する円卓会議において、円滑に運営できるよう支援すると共に、地域住民への情報発信に関する専門的なノウハウを提供する。
同研究所は昨年度も同様の委託を受け、活動を行ってきた。今回で2年目となる。昨年度の実績や地域密着度の高さなどが評価され、「地域の方が主体で私たちがうまくフォローしていければ」と話している。
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