神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2015年1月1日 エリアトップへ

落語家真打ちとして活躍する 三遊亭 遊史郎さん (本名 富崎 十郎)保土ケ谷区出身 47歳

公開:2015年1月1日

  • LINE
  • hatena

芸を積み重ねて

 ○…1991年に三遊亭小遊三師匠に弟子入り。今年で真打ち10年を迎える。「あっという間でしたね」と振り返る。元日から新宿、池袋、浅草の寄席に出演し、1月25日には葛飾の高砂亭で最も難しいといわれる「文七元結」に初挑戦。「売りネタになるように取り組んでいる」と意気込む。役者業もこなし、1月17日放送の日本テレビ「先輩ROCKYOU」に再現ドラマで出演。「役者のキャリアも積んでいきたい」と話す。

 ○…青山学院大学で落語研究会に所属。老人会の慰問などで高座に上がり、その魅力にはまった。卒業前に一般企業に内定したが、「同じ苦労をするなら、好きなことで苦労したい」と入門を決意。朝は師匠の家に行き、夜の寄席を終えるまでが仕事の毎日で、前座時代、1年間で休めたのは5日程度。当時は入門者が少なく修業は大変だったが、初舞台のチャンスは早く、2〜3カ月で回ってきた。「高座よりも名だたる師匠たちがいる楽屋の方が緊張しました」と笑う。

 ○…初音ヶ丘小、橘中、桜丘高の出身。「当時は天王町駅前に映画館があって、学校で割引券をもらって見に行くのが楽しみだった」と懐かしむ。小さい頃からお笑いが好きで、ビートたけしのファン。立川談志師匠の弟子と知り、落語に興味を持ち始めた。今は都内で妻と小2の息子の3人暮らし。プロレス好きの一面も。「芸を魅せるのは落語と一緒。どうやってお客さんの心を掴もうとしているのか勉強になる」と、思わず饒舌になった。

 ○…落語の魅力を「芸を積み重ねていけるところ。50代でも若手ですから」と語る。「9割は失敗話だったり、一生懸命やってもダメなときはダメだったり、落語はハッピーエンドで終わらない。それが人生経験をつめば積むほど理解できおもしろくなる」と落ち着いた口調で魅力を伝える。健康で長生きして死ぬまで高座を務めたいという目標に向け、一歩一歩進む。
 

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

青木 毅(たけし)さん

「ほどがや☆元気村」の4代目村長に就任した

青木 毅(たけし)さん

上星川在住 79歳

5月2日

村田 浩一さん

25周年を迎えたよこはま動物園ズーラシアの園長を務める

村田 浩一さん

横浜市在勤 71歳

5月2日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月25日

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook