社会奉仕団体「横浜保土ケ谷ライオンズクラブ(LC)」(池松忠彦会長)が結成50周年を記念した式典を5月26日、西区の横浜迎賓館で開いた。この日は100人近い来賓・関係者らが集まり、50年という大きな節目にふさわしい盛大な式典となった。
横浜保土ケ谷LCは1966年、今は解散した横浜西LCをスポンサーに初代メンバー54人により市内14番目のクラブとして産声を上げた。以来、50年にわたり献腎・献眼・献血・骨髄移植ドナー支援活動、薬物乱用防止への啓蒙活動など、地域に根差した社会貢献活動を展開している。
記念式典の冒頭、登壇した池松会長は「半世紀にわたり社会奉仕活動を実践してくることができたのは、歴代会長をはじめとした多くのメンバーの支え合う力と協力あってこそ。これからも原点である奉仕の精神を忘れることなく、新しい若い会員の入会に力を入れ、時代の変化と多様性に対処した活動を続けていきたい」とあいさつした。
会場では50年前の3月29日、横浜駅前のホテルで開かれたクラブ結成式の模様を収めたフィルム映像が流れる中、初のアクティティビティが区内町内会への百科事典一式と書棚の寄贈だったことや保土ケ谷中学校へ愛の鐘が贈られたことなど、50年間の足跡を回顧。宮田町で建設資材販売業を営みながら1975年から40年間、LC活動に参加し奉仕活動を続けている同クラブの最古参・小川勘七さんは「自分の息子のような世代の方々と共に奉仕活動できることが魅力。人が少なくなって寂しい思いもあるが、可能な限り活動を続けていきたい」と感慨深げに話した。
子どもテーマに記念事業を選定
同クラブでは「子どもの安全と育成」をテーマに結成50周年記念事業を選定。この日は、ひきこもり、不登校などの青少年の自立に向けた支援活動などを行っている天王町の「よこはま西部ユースプラザ」に学習ボランティア支援金や炊飯器、米などを贈ることや、区内の国道沿いに薬物乱用防止を訴える看板の設置、子育て支援拠点への遊具の贈呈などを発表し、関係者に目録が贈られた。
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