9月から区内各地で予選大会が開かれてきた「全ほどスリッパ卓球選手権大会」(共催/NPO法人ハマのトウダイ・チーム和田街)の決勝大会が11月12日(土)、相鉄線和田町駅前の公園で開かれる。保土ケ谷王座を決する頂上決戦には地区予選会の優勝者・準優勝者ら16人が出場。初代保土ケ谷王座戴冠を目指しスリッパを手に熱戦を繰り広げる。
和田町商店街の若手有志らが中心となり昨年初開催し、話題を集めたスリッパ卓球大会が区内に広がりをみせ、今年は全区的な取り組みとなった「全ほどスリッパ卓球選手権大会」には区内の有志商店街が参加し7つの予選大会に150人近い人がエントリーした。
9月上旬から始まった予選大会ではスリッパ卓球経験者や小学生など幅広い世代の人が真剣勝負を展開。スリッパラケットから放たれたとは思えない強烈なスマッシュが決まったり、長いラリー合戦が繰り広げられる度に、集まった観衆からは大きな歓声が上がり、盛り上がりを見せた。
決勝大会には12日午前中に決勝会場と同じ和田町駅前公園で開かれる、仏向町水道道商店会大会と和田駅前商店街大会を含めた各予選会の優勝者・準優勝者、昨年の和田町大会で上位進出を果たしたシード選手16人が出場する。
決勝大会の残る4つの席を争う2大会は当日午前10時30分からエントリー受付を開始。定員はそれぞれ先着順8人で各大会の上位2選手が午後0時30分からの決勝大会に進出する。
これまでに決勝大会への出場が決まっている選手は以下(敬称略)▽上星川商店会大会/安岡チサ子(西谷町)・三村安広(西区藤棚町)▽保土ヶ谷駅西口商店街大会/星野潤(瀬戸ヶ谷町)・嶋野啓子(月見台)▽岩崎・霞台共栄会大会/坂庭誠(旭区川島町)・張替明李(霞台)▽権太坂富士見台商店会大会/森山泰年(川島町)・真鍋智之(藤沢市)▽洪福寺松原商店街大会/矢島冬吾(大和市)・長谷川満美子(星川)▽シード選手/岡部祥司(前年和田町商店街大会優勝)・若林英則(同準優勝)
企画背景に商店街活性
ユニークな催しが企画された背景には地域経済の活性化問題がある。全国的に「シャッター通り」と呼ばれる商店街が増加傾向になる中、保土ケ谷区内でも商店街の集客不足は深刻な問題だ。
選手権大会の仕掛け人のひとり工藤圭亮さんは「各会場とも熱気にあふれていた。会場を訪れた人が地元商店街に立ち寄ったりする姿も数多くみられた。こういった取り組みを通じて地元商店街を身近な存在に感じてもらえれば」とした上で、「12日の頂上決戦も盛り上がりを見せると思う。会場となる和田町では商店街イベントも催しているので、ぜひ多くの方にご来場いただき、スリッパ卓球を楽しんでもらうと同時に商店街を利用してほしい」と話している。
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