保土ヶ谷駅東口商店会の会長で駅伝応援キャンペーンの実行委員として牽引する 渡辺 義雄さん 岩井町在住 72歳
地域の絆を次へつなぐ
○…15年程前からJR保土ヶ谷駅東口で開催されている「箱根駅伝応援キャンペーン」。毎年1月2日と3日、駅周辺では藤塚太鼓による演奏や観戦用に大型テレビの設置、甘酒の振る舞いなど箱根駅伝の盛り上げに一役買っている。「保土ヶ谷駅東口商店会」の会長に就任してから約10年、同キャンペーンの実行委員の中心人物として活動し引っ張ってきた。「ここ数年、駅長や新しい人も喜んで参加してくれているので、毎年が新鮮な気持ちだよ」と嬉しそうに話す。
○…「このキャンペーンを前任者から受けてから苦労といったことは特段ないな」と笑うが、それでも引き継いだ当初はキャンペーンを実施するにも口頭でのやり取りが中心で、目安となる資料がなかったという。そこで契約書の作成からキャンペーン当日のスケジュール表、配置図などすべて書面におこして可視化。誰でも好きな時間に自由に手伝ってもらえるよう、また当日以外に他の参加者にも負担をかけることがないよう、工夫と気配りに努めてきた。
○…西久保町で生まれ、人生の大半を岩井町で過ごしてきた「保土ケ谷っ子」だ。父が将来事業を起こす事を想定し、商業高校へ進学、商いの基礎を学んできた。卒業後、イースト菌をベーカリー店に卸す会社に就職し、その後書店に転職。44歳の頃から定年を迎えるまで書店の店長として活躍した。「書店にいた時に仕入や返品など商売のイロハやマニュアル化を学んだことが現在も役に立っている」と話し、その経験を活かしてキャンペーンだけでなく、料理店を営む長男を裏方として支えている。
○…「たすきをつないできた駅伝のように、このキャンペーンについてもみんなに喜んでもらい、その先へつないでいけたら嬉しい。その上で地域に貢献できれば言うことないね」と幼少期から見てきた駅伝をこれからも見守り、地域で盛り上げていく。
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