2013年3月に閉校した旧くぬぎ台小学校の跡地利用を含めた地域活性化を検討している「川島地域のまちづくり検討会」(鈴木方規議長・通称/円卓会議)が9月26日、学校跡地の活用に関する林文子市長宛ての要望書を菅井忠彦区長に手渡した。今後、区は公的な活用について市関係部局に打診し、年内を目途に検討状況を回答する予定。
団地が建設され新住民が急増し1971年に開校したくぬぎ台小学校は児童数が減少したことから13年4月に川島小学校と統合された。これを契機に地域では学校跡地の利活用を含めた地域主体のまちづくりの検討を開始。14年には地元の3つの自治会・町内会らが連携し円卓会議が創設され、廃校を利活用した施設への視察や地域課題などを抽出する作業を進め、学校跡地の活用法について検討を進めていた。
この日、菅井区長に提出した要望書では地域の現状と課題を踏まえた上で学校跡地を「地域交流ができ、住民が関わりを持てる場として活用してもらいたい」とし、「今後の活用計画策定にあたっては、要望書の内容を踏まえてもらいたい」としている。
要望書には具体的な機能についても示されており、地域防災拠点やコミュニティハウス、グラウンド・体育館の学校開放事業としての利用に加え、保育所や放課後児童育成施設など「子どもが集まる場所」、野菜直売所や地産地消コミュニティレストラン、農作業体験場など「地域農業のPR拠点」、小規模な高齢者支援施設など「ケアプラザの補完機能」、体験型地域防災拠点研修センターなど「防災活動・啓発を行える場」などの設置を求めている。
熱い思いをしっかり伝えたい
要望書を提出した鈴木議長は「学校跡地が地域コミュニティの中心的な場所となり元気の源になれば。これからが本番で、地域住民の意向を反映した形で進めていただければ」と話し、菅井区長は「まとめ上げていただいた地域の熱い思いをしっかりと伝えたい」と答えた。
区政推進課によると今後、区は早急に公的な利活用について市関係局に打診し、年内中に検討結果が円卓会議側に回答される見通しだとしている。
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