現職5人と新人1人が立候補し4月9日に投開票された横浜市会議員選挙保土ケ谷区選挙区(定数5)は立憲民主党の現職・森泰隆氏(45)が1万5097票を獲得しトップ当選となった。このほか現職3人と日本維新の会の新人・関嵩史氏(26)が当選を果たし、共産党現職の北谷眞利氏(61)は9080票を集めたが落選した。
森氏は子育てに関わる費用軽減や地域交通の拡充などを訴え、2度目の当選を果たした。午前0時頃に当選の報を受けた森氏は事務所に集まった支援者らとともに万歳。「今回の選挙戦は『直接対話』をテーマに戦ってきた。課題は山積している。顔を合わせて聞いてきた声を受け止め、4年間かけて前進させていきたい」と話した。
現職では森氏のほか、公明党の齋藤伸一氏(55)は地域の実情に応じたきめ細やかな物価高支援や小児医療費の高校3年生までの無償化などを訴え6期目の当選。選挙期間中には党の大物議員が選挙区に入り応援を受けた自民党の青木亮祐氏(46)は物価高対策や子育て支援などを訴え2期目の議席を確保。自民党の磯部圭太氏(41)は根本的な人口の自然増をめざし、子育て施策の拡充やバス路線の再編・新設などを訴え4度目の当選となった。
最後の議席を確保したのは今回の選挙戦で唯一の新人候補となった関氏。議員報酬の削減や減税による市民の生活費増加などを訴え、今回の選挙では市会最年少での当選となった。
3度目の当選を目指した共産党の北谷氏は、困難を抱える女性・ひとり親支援、子どもの貧困対策などを訴えたが、77票差で議席確保には至らなかった。
投票率は前回を0・34ポイント下回る41・99%だった。
県議選現職2人が強さ発揮高橋氏4度目・望月氏2度目
2議席を争った県議会議員選挙は自民党の現職・高橋栄一郎氏(53)が2万6990票を獲得し4度目、立憲民主党の現職・望月聖子氏(53)が2万1406票を集め2度目の当選となった。
現職2人以外に立候補予定者が現れず無投票の可能性もあった県議選だったが、共産党の新人・小澤睦夫氏(79)が2月下旬に出馬を表明。さらに日本維新の会の新人・上野南斗氏(26)が3月中旬に立候補を表明したが、現職2人が盤石の強さを見せ議席を守った。トップ当選の高橋氏は「若い人が子どもを産み育てたいと思える環境や、高齢者が安心して住める地域づくりを目指していきたい」と話した。
投票率は41・91%で4年前に比べ0・32ポイント下落した。
知事選は黒岩氏が4選
神奈川知事選挙は現職の黒岩祐治氏(68)が約193万票と圧倒的な支持を集め、3人の新人候補を退け、4度目の当選を果たした。
保土ケ谷区内の得票数は黒岩氏が4万4436票、岸牧子氏(66)が1万5048票、大津綾香氏(30)が3507票、加藤健一郎氏(73)が3100票。白票等の無効投票数は総数の7・43%の5306票。投票率は41・93%だった。
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