ブルガリア共和国の「バラの女王」が5月30日、上菅田小学校(堀江邦子校長)を訪れ、子どもたちと交流した。保土ケ谷区は同国の首都ソフィア市とパートナー都市協定を結んでおり、今回の来訪は交流事業の一環として実施された。
区では、区制80周年を迎えた2007年からソフィア市とパートナー都市協定を締結。文化・教育・スポーツ・観光をテーマに連携を図っており、これまでにも、ホームステイの受け入れなど、活発に交流を進めてきた。
「バラの女王」とは同国の名産品であるバラに由来し、カザンラク市の祭りで選ばれる女性のことで、今回訪れたのは、ソフィア大学在学中のシモナ・ペテコヴァさん(19歳)。
上菅田小学校で行われた歓迎式典では、児童が同校のオリジナル曲「ゆめのさかみち」の合唱を元気に披露。質疑応答の際には「ブルガリアはヨーグルトで有名ですが、1日にどれくらい食べますか」「ブルガリアの小学校にも運動会はありますか」といった質問があがるなど、文化の違いに興味津々といった様子だった。
この後シモナさんは、6年2組の児童とともに給食を初体験。アジのフライ、こふきいもなどを美味しそうに味わっていた。珍しい体験にやや緊張気味だった子どもたちも「ブルガリアの小学校には給食という文化はなく、学校はお昼までに終わります」と聞くと、一斉に「うらやましい」と声をあげるなど、にぎやかに食事を楽しんだ。また、同校にはブルガリアからバラの木がプレゼントされ、記念植樹が行われた。
6年生の馬場純平くんと田中美羽さんは「もっと話してみたかった」「ブルガリアに行ってみたくなった」と笑顔で話していた。
区長表敬訪問も
シモナさんはこの日、横浜清風高等学校(是枝匡輔校長)でも交流を行ったほか、区役所を訪れ、鈴木和宏区長と面会。鈴木区長は「区内の子どもたちをはじめ、地域の多くの方々と交流していただき、大変うれしく思う」と話した。
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