保土ケ谷区内にある2つの公立保育園がこのほど、耐震化工事を行った。これに伴い、古くなっていた建物や内装も全面リニューアル。春からの新規入園にあわせ、3月中には完成を迎える。
今回工事が行われたのは「川島保育園」(川島町・吉野京子園長)と「向台保育園」(川島町・下瀬久子園長)の2園。
両園ともに、これまでの建物も震度6までの地震には耐えられる構造となっていたが、東日本大震災を受け、市が耐震基準を見直し。区内の公立保育園6園中、新たな基準を満たしていなかった同2園は、震度6以上の地震にも耐えられるよう、強化工事を行うことが決まった。
工事が始まったのは、昨年の7月下旬。園内を分割して作業が進められたため、通常保育を行いながらの改築となった。現在も工事途中だが、春からの新入園にあわせ、3月中には完了する予定だという。
リフォーム 兼ねる
「耐震リフレッシュ」と呼ばれるこの事業は、工事を機に、外装や内装等も全面リニューアルする目的を兼ねたもの。
まもなく完成を迎える川島保育園では、建物そのものの強化だけでなく、棚を壁に固定するなど、内装も地震に備えて改善。防犯面にも考慮し、保育室のドアに鍵が取り付けられた。また、トイレや部屋を増築するなどし、築38年を迎えて老朽化が進んでいた建物を大幅に刷新した。
同園の吉野園長は「耐震化で、子ども達がより安全に生活できるようになり安心。園内も美しく生まれ変わり、子ども達も喜んでいます」と話していた。
保育定員も拡大
この工事に伴い、同2園では、これまで60人だった定員を今春から69人に増員。2月11日現在、定員に達していないため、25日まで見学や入園希望者の応募を受け付けている。
入園に関する問い合わせは、保土ケ谷区こども家庭支援課【電話】045・334・6397へ。
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