県営花見台住宅自治会 環境大臣表彰を受賞 長年の清掃活動を評価
区内の県営花見台住宅自治会(栗栖貞子会長)が、2014年度地域環境美化功績者「環境大臣表彰」を受賞した。40年以上にわたり、地域清掃やリサイクル活動を推進していることが評価された。
県営花見台住宅自治会は、182世帯が加盟している。自治会の歴史は、立て替えに伴い古い資料が残っておらず正確なものはわからないが、40年以上と言われている。当初から清掃活動は行われ、これまで、1994年度に保土ケ谷区花と街の美化推進功労者表彰、1998年度に横浜市美化推進者表彰、2006年度に神奈川県美化推進者表彰を受賞している。今回は、横浜市長の推薦を受け受賞に至った。
保土ケ谷区役所地域振興課は、「清掃活動を長く続けていることがなにより素晴らしい」と話し、「地域にしっかりとしたコミュニティがあるからこそ。保土ケ谷区の自治会活動の模範的な存在になっている」と評価した。
敷地内清掃は、自治会の敬老会が毎月行い、公園や集会所は自治会メンバーが担当している。年に2回はシルバー人材センターの力も借りながら敷地全体の清掃を行っている。栗栖貞子会長は、「受賞と聞いて驚いたが、これまで地道に活動してきたことが評価され、とても嬉しい」と話した。 清掃は有志のメンバーになるが、「仕事をしている人も多く、出られない人がお菓子の差し入れをしてくれることもある。みんなが自分のできる範囲で活動しようとしている」と、長く続く秘訣を話す。
また敷地内には四季折々の花が咲き、緑化の取り組みも評価された。「大きな取り組みをしているわけではなく、花を植えたら踏まれないようにロープで囲ったり、住まいの近く花を手入れしたりする程度」と、無理のない範囲で活動している。資源集団回収などのリサイクル活動も活発に行われ、自治会活動の資金源にしている。「積極的に参加してくれるので、たくさん集まる」と話す。
栗栖会長は、11日に都内で行われた表彰式に参加し表彰状を受け取った。「これからの自治会活動の励みになる」と感想を話した。
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