恵まれた自然環境やさかんな農業、市の無形文化財の郷土芸能「川島囃子」など、まちづくりの資源が多い川島地域。昨年「川島地域まちづくり検討会(円卓会議=鈴木方規議長)」が発足し、地域住民主体の町おこしが活発になってきている。
円卓会議は、くぬぎ台小学校の閉校を契機に昨年6月に創設されたもの。区や川島原地区連合会、川島東部連合町内会らで結成されており、まちの盛り上げや同校の跡地活用などについて意見を出し合っている。
昨年は、JAと共同開催した農業祭りやウィンターフェスティバルなどを実施。
農業祭りに携わった田中有光副議長は「催しをさらに増やしていき、川島の魅力に気づいてもらえるよう、継続していきたい」と語り、今年は川島地域の自然の中を歩くウオーキングイベントなども企画し住民交流をさらに盛んにしたいという。
また江戸時代から200年以上にわたり受け継がれてきた郷土芸能の川島囃子などを次世代に伝えていこうと、イベントにも複数回出演。保存会の三村守会長は「皆が喜ぶような形で、次世代に伝統を繋いでいきたい」と言い、正月以降も小学校などさまざまな場で川島囃子を披露していく。
12月16日の会議では、くぬぎ台小の跡地活用について、子どもたちの農業体験所や学童施設への活用などの案も出ており、イベントなどでの交流もあってか活発な意見交換が行われているという。「川島は緑と自然が多い地域。今年はそれを生かした跡地活用についてもしっかりとした方向性を出したい」と鈴木議長は話している。
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