区内岩井町の聖隷横浜病院(林泰広院長)が、老朽化した外来棟の建て替えを行うことが明らかになった。3月より新外来棟の建設工事が始まり、約2年7カ月かけて2018年10月に新外来棟が完成する予定だ。
聖隷横浜病院は、2003年3月に国立横浜東病院から経営移譲を受け開院。現在の外来棟は国立病院から引き継いだ1974年に竣工した建物で、建築から40年建つことから4年前から建て替えについて検討が行われていた。
新外来病棟は現在の駐車場や事務棟あたりに建設され、総合受付は2階に設置。現在の病院の出入り際の坂道は解消されることになる。建物は地下1階地上4階、鉄筋コンクリート造の免震構造を採用。大地震の被害を最小限に抑え、継続的に医療活動を行うようにする。また省エネルギー効果の高い設備機器を導入し、地球環境に優しい病院を目指す。
救急診療拡充へ
新外来棟では、救急診療機能の充実もポイントの一つだ。手術室の拡充などで、現在の41・54平方メートルから196・52平方メートル(初療室含む)に拡大。時間外診療も受け付け、急性期病院としての役割を強化する。
検診の専用スペースとなるラウンジも設け、相談機能も充実させる。さらに待ち時間の軽減、院内導線のわかりやすさなど利用者満足度の向上を目指す。また立体駐車場を整備し、駐車台数は169台から222台に増加。マイカーでの通院も便利になる。
建築準備室の平野彰宏室長は、「地域のニーズに合った、地域に貢献できる建物を目指したい。ハードとソフト両面から利用者満足度の高い新外来病棟になれば」と話している。
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