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保土ケ谷区版 公開:2017年3月9日 エリアトップへ

JR保土ヶ谷駅 改札前に広重の浮世絵 東海道五拾三次の新町橋

文化

公開:2017年3月9日

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 JR保土ヶ谷駅(須藤理恵駅長)=人物風土記で紹介=の改札前に3月4日、歌川広重が各地を描いた浮世絵「東海道五拾三次」のひとつ「保土ヶ谷 新町橋」のパネルが設置された。沿線の歴史や文化に触れてもらおうと、昨夏から旧東海道沿いの8駅(小田原・川崎・藤沢・戸塚・平塚・大磯・東神奈川・保土ヶ谷)にそれぞれの宿場にちなんだ作品のパネルが設置されている。

 今回、設置されたパネルは縦1・4m、横2mで、原画を保有する「川崎・砂子の里資料館」の協力を得て制作が進められた。作品は現在の天王町駅前付近にあった保土ヶ谷宿への入口となる帷子川に架かる橋を飛脚が渡る様が描かれたもので、宿場の家並み、存在感のある樹木の向こうに見える淡くぼかした橙色の空、川の藍、橋の上を行く虚無僧の姿などが忠実に再現。パネルの下には和訳と英訳で浮世絵の解説が記されている。

 関係者ら50人ほどが集まったこの日、須藤駅長と菅井忠彦区長が幕をはがし一般に公開すると、すぐにスマートフォンで撮影する乗降客の姿も数多くみられた。伊豆への旅行へに出かけるため、同駅を訪れていた瀬戸ヶ谷町に暮らす70代の女性は「歴史はこの街にとって大きな財産。広重作品を通じて若い世代の人にも保土ケ谷に誇りを持ってもらうきっかけになれば」と話した。

 須藤駅長は「宿場町として栄えた保土ケ谷の文化や歴史を感じてもらえれば嬉しい」と話し、今後は行政や地元団体と協力しながら、宿場にまつわるイベント企画なども進めていくという。

 今回のパネル設置に合わせてJR東日本横浜支社では自然や文学、歴史に触れる日帰りイベント「駅からハイキング」を実施する。

 本陣や帷子橋跡モニュメントなど、旧東海道保土ヶ谷宿の浮世絵風景となった場所を巡る約6・5Kmのハイキングコースを企画。予約不要で参加費無料。期間は3月31日(金)まで。参加希望者は午前9時30分から11時までに同駅内の「Beans(ビーンズ)保土ヶ谷西館」で受付を済ませる。イベントに関する問合せは駅からハイキング事務局【電話】03・5719・3777へ。
 

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