保土ケ谷消防署(宮代徹署長)は2月8日、火災の拡大を阻止したとして鎌谷町在住の建部安基良(あきら)さん(83)に感謝状を贈呈した。区内における感謝状の贈呈は今年度で6件目となる。
建部さんは昨年12月15日午前7時10分頃、朝食をとっている時に近隣住宅から黒い煙が上っているのに気づき「たき火にしてはひどい燃え方だ」と現場へかけつけたところ、台所から炎が出ていた。
すぐに家に戻り119番通報し、その後再び現場へ。家の中に取り残された父娘2人を助けるため家に入り、避難誘導を行った。「怖くてパニックになる暇もなく、とにかく夢中だった」と建部さんは話したが、迅速な通報と避難誘導が功を奏し、消防隊が早期に駆け付け、火災の拡大を最小限にとどめた。
この日の贈呈式では齋藤實鎌谷町自治会長ら関係者が出席し、建部さんの功績を称えていた。宮代署長は「昨年末から区内で火災が多く発生している中、早期通報していただいた上、家の中に入り、避難誘導してくれた」と感謝するとともに「これからも地域一丸となって火災予防に備えてもらいたい」と話した。
同署によると、冬期は火災が増加する傾向にあり、「乾燥している時期なので家内に置かれている火の元には十分に注意を」と呼び掛けている。
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