神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2021年3月18日 エリアトップへ

仏向小学校5年2組 再生プラでエコバッグ 総合的な学習 集大成

教育

公開:2021年3月18日

  • LINE
  • hatena
商店街でバッグを手にする児童
商店街でバッグを手にする児童

 仏向小学校の5年2組の児童35人が「総合的学習の時間」で1年間取り組んできた「BUKKOリサイクルプロジェクト」の集大成として製作したオリジナルエコバッグが、和田町商店街で販売されている。プラスチックごみ問題を通じ、リサイクルの大切さを伝えようと作ったバッグの素材には再生プラスチックが使われている。

 自ら課題を見つけ、主体的に問題を解決する資質や能力を育てることを目的とする「総合的学習の時間」。同学級では「エコ」をテーマに1年間、学習を進めてきた。

 テーマ選定のきっかけとなったのが細かく砕かれたプラスチック片を海洋生物が体内に取り込む社会問題だった。1988年をピークに日本国内の漁獲量は減少に転じている。その原因のひとつが餌と誤飲し胃の中にたまったマイクロプラスチックだ。

 授業ではリサイクル活動に取り組む事業者から「プラごみ問題」について講義を受け、学校近くにある公園などでフィールド調査も実施した。

自分たちも行動を

 学びを進めるうちに「自分たちは世の中に対してエコなことをしていないのでは」と考え始めた子どもたちは、「自分たちも行動を」と思案。たどり着いたのが「エコバック」の製作だった。

 素材には使用済みのストローなどを使った再生プラスチックを採用。「みんなでなくそうポイ捨てゴミ」とメッセージがデザインされている。

26店舗が協力

 1年間学んできた「リサイクルへの思い」を地域の人にも伝えたいと、エコバックの販売について相談を受けた和田町商店街は委託販売を快諾。2月末から26の店舗で販売が始まると、「小学生の思いの詰まったバック」はすぐに話題を集めた。児童のひとり渋谷茅友紀さんは「たくさんの人にバッグを買ってもらえて嬉しい。プラごみのことを知ってもらう機会になれば」と話した。

 販売価格は1枚450円で50円は店舗の売上となり、残る売上金で花を購入し、新型コロナウイルス治療で最前線に立つ医療従事者や消防関係者に手紙を添えて贈る計画だという。
 

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

区制100周年へ第一歩

区制100周年へ第一歩

実行委員会立ち上がる

5月2日

「後輩のために」20年

西谷中同窓会

「後輩のために」20年

今年も支援金を寄付

5月2日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook