神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2021年7月29日 エリアトップへ

野菜持寄品評会 苅部さんが県知事賞 地元名産「じゃがいも」で

社会

公開:2021年7月29日

  • LINE
  • hatena
自慢のじゃがいもを手にする苅部さん
自慢のじゃがいもを手にする苅部さん

 JA横浜(横浜農業協同組合)主催の「野菜持寄品評会」がこのほど開催され、西谷町の苅部博之さんが育てたじゃがいものキタアカリが「神奈川県知事賞」を受賞した。

 品評会は、市内農家の栽培技術向上を目的に毎年夏に開催されているもの。今年は横浜市内全域から、じゃがいもやとうもろこし、にんじん、たまねぎなど330点の出品があった。

 苅部さんはキタアカリという品種のじゃがいもを出品した。品評会での審査のポイントは野菜の色味や艶、形など。じゃがいもは、表面に大小の丸い斑ができる「そうか病」が起こりやすいため、米ぬかや緑肥で対策をしながら「肌の良さ」にこだわって栽培したという。

 保土ケ谷区は、明治から昭和にかけてじゃがいもの種芋産地として全国的に名を馳せていた。苅部さんは「味はもちろん、見た目にも力を入れて育てた。地元の特産品でこのような評価をいただけたことは嬉しい」と話した。

地元の技術「誇り」

 苅部さんは江戸時代から続く農家の13代目。収穫した野菜は、相鉄線西谷駅近くの直売所「FRESCO」で販売する。

 「地域の農業を盛り上げよう」という思いから就農希望者を支援する「農業塾」・「百姓塾」や県内の若手農家グループ「神七(かなせぶん)」の代表を務め、後継者育成や地場野菜のPRなどにも取り組んでいる。

 苅部さんによると保土ケ谷区は品評会が市内一盛んなエリア。後継者率も高く、熱心な人が多い印象だという。「保土ケ谷は普段から、野菜の味と見た目が競われている地域。『どうすれば良いものを作れるか』とお互い刺激を受けながら磨かれた、地元農家の技術力には誇りがあります」と苅部さん。「地域のみなさんに、地元の美味しい野菜をもっと知ってもらえたら」と話した。
 

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

区制100周年へ第一歩

区制100周年へ第一歩

実行委員会立ち上がる

5月2日

「後輩のために」20年

西谷中同窓会

「後輩のために」20年

今年も支援金を寄付

5月2日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook