神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2022年5月12日 エリアトップへ

新桜ケ丘グランコーヨー(株) 新古品を善意銀行に 「廃棄せず必要な所へ」

社会

公開:2022年5月12日

  • LINE
  • hatena
区社協の畑尻会長(左から2番目)から感謝状を受け取ったグランコーヨーの大庭代表取締役(中央)
区社協の畑尻会長(左から2番目)から感謝状を受け取ったグランコーヨーの大庭代表取締役(中央)

 教育機関向けの教材をはじめ事務用品などの販売や修繕工事などを手掛ける新桜ケ丘の「グランコーヨー株式会社」(大庭公善代表取締役)がこのほど、モデルチェンジなどで商談時のサンプルとしては使えなくなった新古品を保土ケ谷区社会福祉協議会(畑尻明会長)の「善意銀行」に寄贈した。寄贈品は地区センターやケアプラザなどで有効活用される。

 同社では商談の際、実際に商品サンプルを持参するケースが大半を占めるというが、商品がモデルチェンジされるとこれまで使っていたサンプルは使うことができず、廃棄せざるを得ない状態だという。

 国連で定めた持続可能な開発目標SDGsにも積極的に取り組む同社では、この目標の中のひとつに掲げられている「つくる責任つかう責任」を果たす上で、廃棄せざるを得ないサンプル品を有効に活用できないか思案。区社協に相談を持ち掛けた。

 大庭社長から相談を受けた社協側は区民から寄せられた金品を預かり、必要とする団体などに配分する「善意銀行」という仕組みを紹介。寄贈者の意向を尊重し「これまで廃棄されていた物が、必要な所に必要な物として届けられる」とこの仕組みを活用を快諾した。

 今回はクッションマットやベンチ、車いすなどを善意銀行に寄贈。受け取りを希望した今井地区センターや常盤台地域ケアプラザなどで活用されるという。区社協関係者は「本当にありがたい。善意の気持ちをつなぐことができよかった」と話している。

業界全体へ拡大めざす

 寄贈式を終えた大庭社長は「いわば不要在庫の品々が、こんなに喜んでいただけるとは思ってもみなかった」と話し、「取引先で実際に使っていただき使用感を試していただく商品も多い。例えばクレヨンなどは保育園や幼稚園などでも喜んでいただけるかもしれない。同業他社にも働きかけて、業界全体で廃棄せず、必要な所に届け活用いただくことに取り組める仕組みの構築をめざしていきたい」と先を見据えた。

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

区制100周年へ第一歩

区制100周年へ第一歩

実行委員会立ち上がる

5月2日

「後輩のために」20年

西谷中同窓会

「後輩のために」20年

今年も支援金を寄付

5月2日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook