神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2015年3月5日 エリアトップへ

児童の感性、古典本で育成 鶴大図書館ら、体験授業

教育

公開:2015年3月5日

  • LINE
  • hatena
スタッフの説明を聞きながら古典本に触れる矢向小児童
スタッフの説明を聞きながら古典本に触れる矢向小児童

 鶴見大学図書館が今年度、県立図書館と協働で、県内小学生向けの貴重書体験授業を展開している。2月26日には、矢向小学校の5年生を対象に実施。国内外の古典本を体感し、知性や感性を育てることなどを目的としており、関係者は「読書活動の推進策などとして全国に波及させられれば」と期待をこめる。

 両館が進める授業は、神奈川県大学発政策提案制度として採択されたプログラムをもとに行っているもの。小学生が日本と世界の古典本に触れ、知性や感性を育てるためのプログラムで、教材として開発することも提案している。昨年6月、戸部小学校(西区)で初めて実施され、7月には鶴見大学に豊岡小児童を招いて開かれた。

貴重書に感嘆

 矢向小では、鎌倉時代の法律・『御成敗式目』や日本初の西洋医学書『解体新書』など、両館が所蔵する国内外の貴重書約200点が並んだ。

 参加した5年生103人は、スタッフの説明を聞きながら貴重な本の数々を体感。和紙やのりを使い、昔の日本の本作りも体験した。児童たちは「ずっと前から字が使われていたことに驚いた」などと感想を話していた。

全国へ波及目ざす

 鶴見大学文学部の中川博夫教授は、「世界的に見て、古い本が残っているのは珍しい。日本の文化だからこそできること」と説明する。

 この授業は来年度も継続予定。関係者らは、このプログラムを構築することで、小学生の伝統文化への意識向上はもちろん、教員の指導の一助、図書館連携にもつながるとし、県内から全国に広げていきたい考えを示している。
 

鶴見区版のトップニュース最新6

20年ぶりに夏祭り復活

第一みゆき商店会

20年ぶりに夏祭り復活

「商店街知るきっかけに」

7月25日

全校実施へ計画前倒し

市立中不登校生徒支援事業

全校実施へ計画前倒し

「重大事態の調査結果」受け

7月25日

「広場残して」要望実る

北寺尾

「広場残して」要望実る

市有地を公園として整備

7月18日

市、テレビで自動通知

緊急情報

市、テレビで自動通知

事業促進へ端末費用補助

7月18日

岸谷祭りが5年ぶりに

岸谷祭りが5年ぶりに

地元有志が再開へ奔走

7月11日

コロナ前水準に回復

横浜市観光客数

コロナ前水準に回復

前年2割増の3600万人

7月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook