東寺尾北部町内会(1200世帯/山田初男会長)がこのほど、町内会館に24時間使用可能とするAED(自動体外式除細動器)を設置した。同町内周辺では、施設外に設置され、24時間利用できるものは少なく、「いざという時、夜中でも使えるのは安心できる」と住民らは話す。
AEDは救命処置を行う医療機器。一般でも利用可能で、行政、民間問わず、様々な場所に設置されている。
同町内会では、防災部長を務める松本真治さんが、周辺の設置カ所を歩いて調査。寺尾地区センターや寺尾地域ケアプラザ、歯科医院、商業施設など10カ所以上で確認できたが、ほとんどが施設内のため、閉館後や営業時間終了後は簡単に使用できない状況だった。
唯一、24時間利用できるのは東寺尾交番のみだったが、同町内会の範囲は、国道1号線をはさみ高低差などがあるため、利用できる人が限られるという実状もあった。
調査した松本さんは、「夜の利用に空白があることに気づいた」とし、今回のAED設置を提案。
盗難などを不安視する声があったものの、収納ボックスの扉を開けると警報が鳴ること、会館に防犯カメラが設置されていることなどを理由に導入が決定した。
「安心」の声
11月14日と21日には、コロナ禍で3月から延期されていた町会独自の防災訓練の一環として、町内4カ所にあるスタンドパイプ式初期消火器具を使った放水訓練があり、消火栓の開け方から放水までを体験。当日は、参加した住民らに、設置されたAEDの披露もあった。
同町内に住む一人は「施設に入らないと使えない場所もあるので、夜中まで自由に使えるのは安心」と歓迎した。
今後は、グーグルマップの機能を活用し、AED設置場所と消火栓の場所を記したマップを制作。住民らに配布する予定という。
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