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一般社団法人Omoshiro 子どもたちに居場所を 企業とコラボ ヤングケアラー支援

コミュニティ教育

公開:2022年3月31日

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大人も交え、みんなで工作(写真は一社Omoshiro提供)
大人も交え、みんなで工作(写真は一社Omoshiro提供)

 本町通に事務所を構える一般社団法人Omoshiro(勝呂ちひろ代表理事=人物風土記で紹介=)主催の「Omoshiro秘密基地」が3月19日、230(つみれ)cafeであった。

個性豊かな作品

 「横浜市指定特定相談支援事業所こかげ」を運営し、精神疾患を抱えた親などのサポートを行うほか、子どもの居場所づくりを行い、「親子まるっと伴走支援」を掲げている同法人。イベントは精神疾患などを抱えた親たちと暮らし、本来大人が担うような家事や介護などを担う子どもたち(ヤングケアラー)の支援のために昨年から行っているもの。

 これまで知り合いや地域の大人を巻き込んですごろくやランタン作りなどを実施。今回はカプセルアートを使ったワークショップなどを行う(株)懐中電灯とコラボ。不要になったカプセルトイを再活用した工作を行った。

 当日はOmoshiroで福祉サービスを受けている世帯の子どもたち7人が参加。懐中電灯が商業施設などから譲り受けた600個のカプセルが用意された。子どもたちはシールを貼ったり、似顔絵を描いたりして制作。緑のカプセルを使った亀やネックレスなど個性溢れる作品が完成した。子どもたちは「褒められて嬉しかった」「楽しかった」と喜んだ。

SOSが出せない

 勝呂さんによると、ヤングケアラーの子どもたちはSOSが出せない場合が多いという。そんな子どもたちがイベントでは知らない大人に頼る場面もあり、勝呂さんは「何を相談しても一緒に考えてくれるという安心感を感じてきてくれているように思う」と変化を実感。「親と子を分けるのではなく双方に着目して支援することが大切。同じようなワークをやってくれる人が増えたら」と話した。

完成したカプセルアート作品
完成したカプセルアート作品

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