獅子ケ谷在住の奥秋鈴子さん(65)がこのほど、絵本「おばーマンのおててはタイムマシン」を出版した。
保育士として働く傍ら、「未来ある子どもたちに何かを残したい」と考えていた奥秋さん。(株)文芸社によるコンテスト「第22回えほん大賞」に応募し、大賞や入賞は逃したものの、「みんなの絵本と童話」ノミネート作品の一つに選ばれ、書籍化が決まった。
今回の絵本は、奥秋さんが孫から「なんで顔がしわしわなの?」と聞かれた時にひらめいたエピソードがきっかけ。
祖母の顔や手に刻まれた沢山の皺が優しい思い出の積み重ねであることを、祖母と孫の時間旅行というファンタジーで伝え、命のバトンや平和な未来を願うメッセージが込められている。「子どもたちが不思議に感じることを絵本にすることで、共感してもらえるよう意識した」と奥秋さん。絵に添えた文章には、子どもたちにも馴染みやすいよう擬態語などのオノマトペも交えて工夫した。
奥秋さんは「絵本を書くという挑戦ができたことに加え、まさか書籍化してもらえるとは。一人でも多くの方に読んでもらえたら嬉しいです」と笑顔で語った。
同絵本は全国の一部書店やアマゾンなどで販売中。1冊1320円。
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