県政報告112 周囲の気づきで「うつ」 防ぐ 県議会議員民主党・かながわクラブはかりや珠江
今年も残り二十日をきりました。皆さんにとって、この一年はどんな年だったでしょうか。
神奈川県でも特区制度を活用した産業振興や健康寿命日本一を目指す取組みなど、様々な事業が進みました。また行政運営の透明化を図るため、全国で初めて「会計」「県公共施設」「県民利用施設」の見える化を実施。楽しい話題としては県内の観光地等を紹介する動画「恋するフォーチュンクッキー神奈川県版」がわずかな期間に視聴回数300万回あまりになり大きな話題を呼びました。
いろいろな事があった一年でしたが、来年も元気で過ごして頂けるように願いつつ、今回は「心の健康」を取り上げます。
*ゲートキーパーって?
文字通り「門番」。心に不調を抱える方に対応する「こころサポーター」のことを言います。悩みを抱えながら相談できずにいる人に気づき、声をかけてあげるのがその役目です。
「そんな大変なことはとても引き受けられない」と思われるかもしれませんね。学校の先生や医師、企業の人事労務の担当者、民生委員、児童委員等はもちろんのこと、ご近所の方やご友人、同僚でも「ゲートキーパー」になることができるのです。
自分の周りの人がいつもと様子が違っていたら、「悩みがあるのかも」と気になります。食欲がない、眠れない、口数が少ないなどは「うつ」症状の始まりかもしれません。声をかけ、その人の話に耳を傾け、専門家に相談できるよう「つなぎ役」になってもらうこと。深刻な事態に至らないように早期対応をするのが役目です。
*神奈川の現状は
本県では平成10年以来、自殺で亡くなる人が、一日に4〜5名、年間で約1600〜1800名にも上り、各年代で「がん」と死因の1・2位を争うほどの状況が続いています。
そのため県も「心の健康」に関する啓発活動や相談窓口の充実などに力を入れてきました。とりわけ地域の中で様々な分野の人がゲートキーパーとなって「孤立しない地域づくり」をすることは、予防策として大変大きな意味があります。自殺に至る原因は多様で複雑に絡み合っています。しかし、誰かが気にかけ、つらい気持ちに寄り添って一緒に考えてくれることは、勇気や希望につながるのではないでしょうか。
少子化・高齢化が進み、地域の中で、生きづらさやリスクを抱えた人が増えています。そうした人が孤立しない地域を作ることが、防災や福祉の面でも大きな力を持つ。私はそう考えています。
■こころの電話相談
【フリーダイヤル】0120・821・606
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