年2回の試験実施 県政報告 地域限定で保育士増を 神奈川県議会議員民主党・かながわクラブ きしべ 都
この4月、県内の保育所待機児童は625人となり、5年連続で減少しましたが、待機児童解消とはなりませんでした。保育所や認定こども園の整備が進められ、小規模保育事業も開始されることから、保育を支える保育士の確保が急務になっています。
県は昨年1月、横浜駅西口に「かながわ保育士・保育所支援センター」を開設しました。新卒保育士の方はもとより、「潜在保育士」(資格を持ちながら就業していない保育士)の方も対象に、就職・復職に向けた相談や希望に合った仕事の紹介等を行い、人材の掘り起こしにも努めています。
今回、県は保育士確保策の一つとして国家戦略特区を生かし、「地域限定保育士試験」を今年秋から行うこととしました。
これまでの全国保育士試験は、8月に筆記試験、10月に実技試験の年1回でしたが、新たに10月に2回目の筆記試験、12月に実技試験を行う予定です。地域限定保育士の合格者は3年間は県内で働き、その後は全国で働くことができる制度で、他に大阪府、沖縄県、成田市でも実施されます。試験を年2回実施することにより、待機児童解消につながるように、また、課題である保育士処遇改善の支援にも取り組んでいきます。
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