保土ケ谷区版 掲載号:2017年3月9日号
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JR保土ヶ谷駅の駅長を務める 須藤 理恵さん 45歳

人生訓は「笑顔」と「感謝」

 ○…今年7月に開業130年を迎えるJR保土ヶ谷駅。68代目にして初めて誕生した女性駅長。全国的に見てもまだまだ数少ない存在だが、「『女性だから』という意識は全く持っていない」ときっぱり。着任から半年が過ぎ、「保土ケ谷のまちの人々の地域への誇りをひしひしと感じる。駅はまちの玄関口、駅に勤務する18人の社員とともにまちを盛り上げる活動にも積極的に携わっていきたい」

 ○…目をしっかりと見ながら表情豊かに話す快活な姿が印象的だが、幼少期は「伏し目がちで、恥ずかしがり屋」な少女だった。小学5年生の頃、両親が新たな道を示した。振り返ってみれば、ここが人生のターニングポイントとなっている。中学受験に挑戦する過程で、努力が報われることを体感し、自分に自信を持てるようになった。「いまのこの性格はこの頃の経験を経て醸成されている」

 ○…学生時代に体験したケーキ店でのアルバイト。店頭に立ち直接、客と触れ合う世界に大きな魅力とやりがいを感じ、就職活動は接客業1本に絞った。JR東日本の旅行事業部門に入社したが「旅行業は無知だったのでとても苦労した」と笑う。駅に勤務するいまにも通ずる「お客様のために」という思いから、自らが取り扱う旅先にプライベートで出掛け見聞を広げる日々。「足で稼いだ生の情報」を加味することで、顧客ニーズに応えつづけた。「接客がしたくて」と歩み始めた道だったが、いつしかその道に対する愛着と誇りが育っていた。

 ○…舵取り役を担ういま、人生訓ともいう「笑顔」と「感謝」という言葉を常に心の中に置く。趣味のひとつだというガーデニングを通じ感じた「可愛がりすぎず、程よく手を差し伸べる」という教訓も人材の育成にも通ずるという。「駅長という立場は母親であり父親でもあると思うんです」。18人の須藤ファミリーが、きょうも保土ケ谷の玄関口に立つ。

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