京三精機株式会社(上末吉/西田繁信社長)がこのほど、事業所となりの建物の火災で延焼を防いだなどとして、鶴見消防署(安藤行雄署長)から感謝状を受けた。
火災が起きたのは4月7日の11時21分ごろ。幅員約5mほどの道路をはさんだ建物から出火しているのを同社社員が発見し、119番通報の上、消火活動にあたった。
「気づいたときは黒煙が出ていた。会社にあたるほどの勢いだった」と話すのは、自らも消火にあたった神谷治総務部長。偶然にも近くにいた同社の自衛消防隊隊員とともに現場に急行し、事業所に設置している小型動力ポンプを稼働させたという。
ホースは約100mまで延長し、出火元と見られる2階に向け放水。「無我夢中で、どれくらいやっていたかもわからず。ヘルメットをかぶる余裕もなかった」と神谷部長は様子を語る。出火元と見られる2階窓からは炎がふき出すほどの火災だったが、同社の初期消火が功を奏し、至近距離の隣棟への延焼を防いだ。
この功績が称えられ、鶴見消防署から感謝状が贈られた。安藤署長は、「燃え盛る炎の中、冷静な判断と的確な行動、社員一丸での勇気ある消火活動は特筆すべきものがある」と感銘を受けていた。
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