東日本大震災発生と原子力発電所などの停止による電力の供給不足により、今夏の節電対策が急務となっている。それを受け横浜市は、鶴見区を含む市全体で7月1日から、公共施設の一部を平日週1日休館とする”輪番休館”を実施する。区内では、地区センターなど12施設が対象となり、7地域ケアプラザでも貸し館業務が中止となる。
輪番休館は、7月1日から9月30日までの3カ月間で実施される。例年、夏の電力使用量のピークが平日の午前9時から午後8時であることから、その間の節電対策として、各施設で平日の週1日を休館にするというもの。各地区センターや図書館など、市内261施設が対象となっている。
区内の対象施設は、潮田・矢向・生麦・末吉・駒岡・寺尾の各地区センター、老人福祉センター鶴寿荘、潮田公園・鶴見市場・鶴見中央のコミュニティハウス、鶴見スポーツセンター、鶴見図書館の計12施設。各施設とも通常の休館日を含め、期間中に毎週1日休館となるように設定された(詳細は表参照)。
また、7つある地域ケアプラザでも、会議室などの貸し館業務が同日程の期間、週1日休止となる。相談支援とデイサービスは通常どおり行う。
曜日など配慮
休館日は、各館長らが集まり決定。できるだけ同じ曜日に重ならないように配慮し、近隣の公共施設で代替活用が可能となるように設定したという。
区は現在、各施設での張り紙や区広報などで周知徹底を行っているが、「今のところ利用者などからの苦情は来ていない」と話す。
区地域振興課は、「3カ月間は不便をかける。近くの施設は開いているように工夫した。休みを確認してもらいながら、うまく活用してもらえれば」と協力を呼びかけている。
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